弦楽器を製作しているはずです。
叙情版画

秋の夜長は読書、工作、版画。
大正ロマン溢れる叙情の絵封筒は、京都さくら井屋、小林かいちだけのものではなかった。
なかったが、これが誰の作品でどこで販売されたものかはわからない。
というわけで、デザインが気に入ったので模写してみた次第。

ちょうど雰囲気のよいノートを入手したところだったので、その表紙用に刷り上げた。
なので、実物の絵封筒よりも随分と小さいサイズに。
いつも版木は朴の木を使っていたが、今回は初めて桂の木を使用。
朴より柔らかくて、細かい刻みや、極限まで細くなめらかな線は表現しにくい。
多色刷りに見えるが、単色。
背景の赤茶は刷る前に絵の具で着色。
濃紺(ほぼ黒)で枝と鳥を刷ってから、枝垂れた花房を金で筆塗り。
何百枚も刷るわけじゃないからね。
ちなみにこのノートは、工作の草案を纏めるもの。
レシピが頭の中だけでは、後日再現できない歳になってきたので。
植物標本ラベル
結局、村上春樹の1Q84は読んでいない。
古本屋で1円で投げ売りされていて買うかどうか悩んだが、
一体何を悩んで購入を躊躇っているのか自分でもよく分からない。

久しぶりに製作した版画は、植物標本用のラベル。
PC使って単純な線だけで作って、ちゃちゃっとプリントアウトするほうが早いが。
久しぶりに版画したくって、で、ちょうどラベルが必要だった、というだけ。
肝心の植物標本本体は、いくつか作成中ではある。
練習がてら庭に生えてる雑草で作っているが、どうにもフライングぎみだ。
ホトケノザなんか、まだ花が咲いてない。
もうすぐ春だから、それまで待てばよかった。
こだわる人は、同じ植物でも冬→春→夏と成長ごとに複数標本にするようだ。
とてもマネできないすごいなあ。
常々感じては、それにフタをしてきたことがある。
「驚異の部屋」ってのは、「なんでもあり」とイコールである。
金を持て余した貴族が、圧倒的な資金・物量をもって構成したものである。
現代の一般市民が、それをどこまで模倣できようか。
例えば、鉱物標本。
ありとあらゆるものを蒐集し続けなければならない「驚異の部屋趣味」では、鉱物標本だけに資金を廻し続けるわけにはいかない。
結局、趣味が鉱物標本オンリーの人にはコレクションで到底敵わない。
稚拙なコレクションを振りかざしてどこが驚異的なんだ、という話だ。
全国のヴンダーカンマニストは、この矛盾にどう折り合いをつけているんだろうね。
古本屋で1円で投げ売りされていて買うかどうか悩んだが、
一体何を悩んで購入を躊躇っているのか自分でもよく分からない。

久しぶりに製作した版画は、植物標本用のラベル。
PC使って単純な線だけで作って、ちゃちゃっとプリントアウトするほうが早いが。
久しぶりに版画したくって、で、ちょうどラベルが必要だった、というだけ。
肝心の植物標本本体は、いくつか作成中ではある。
練習がてら庭に生えてる雑草で作っているが、どうにもフライングぎみだ。
ホトケノザなんか、まだ花が咲いてない。
もうすぐ春だから、それまで待てばよかった。
こだわる人は、同じ植物でも冬→春→夏と成長ごとに複数標本にするようだ。
常々感じては、それにフタをしてきたことがある。
「驚異の部屋」ってのは、「なんでもあり」とイコールである。
金を持て余した貴族が、圧倒的な資金・物量をもって構成したものである。
現代の一般市民が、それをどこまで模倣できようか。
例えば、鉱物標本。
ありとあらゆるものを蒐集し続けなければならない「驚異の部屋趣味」では、鉱物標本だけに資金を廻し続けるわけにはいかない。
結局、趣味が鉱物標本オンリーの人にはコレクションで到底敵わない。
稚拙なコレクションを振りかざしてどこが驚異的なんだ、という話だ。
全国のヴンダーカンマニストは、この矛盾にどう折り合いをつけているんだろうね。
蔵書票の疑似箔押し
完成した蔵書票で試したいことがある、と書いた。・・・よな?
それがコレなのだが。

わからんね、コレでは。
1.とりあえず、完成して刷り上げた蔵書票を、スキャナでPCに取り込む。
2.取り込んだ画像は適当にトリミングして並べる。
3.レーザープリンターでアート紙に印刷。
4.熱転写できる箔押しフィルムで絵柄に疑似箔押し
という作業をしたのがコレなのだ。

なんというか、せっかくの箔押しがガッカリな感じに仕上がってしまった。
木版画特有の、インクがかすれた感じをそのまま印刷したのが間違いだった。
当然、プリンターのトナーが乗っている部分にしか箔押しフィルムも乗らない。
↓
結果、箔押しもしっかりかすれてしまう、でもそのかすれ具合がいい味になるはずだ。
↓
ならなかったよバカヤロウ←今ココ
やっぱり箔押しはしっかりくっきりキラキラしてる方がサマになるんだな。
「紺色のケント紙に銀色の箔押し」とか、たまらない魅力があるよね。
わかる人いるよね。いるよね。
次回頑張ります。
それがコレなのだが。

わからんね、コレでは。
1.とりあえず、完成して刷り上げた蔵書票を、スキャナでPCに取り込む。
2.取り込んだ画像は適当にトリミングして並べる。
3.レーザープリンターでアート紙に印刷。
4.熱転写できる箔押しフィルムで絵柄に疑似箔押し
という作業をしたのがコレなのだ。

なんというか、せっかくの箔押しがガッカリな感じに仕上がってしまった。
木版画特有の、インクがかすれた感じをそのまま印刷したのが間違いだった。
当然、プリンターのトナーが乗っている部分にしか箔押しフィルムも乗らない。
↓
結果、箔押しもしっかりかすれてしまう、でもそのかすれ具合がいい味になるはずだ。
↓
ならなかったよバカヤロウ←今ココ
やっぱり箔押しはしっかりくっきりキラキラしてる方がサマになるんだな。
「紺色のケント紙に銀色の箔押し」とか、たまらない魅力があるよね。
わかる人いるよね。いるよね。
次回頑張ります。
蔵書票#1 「きのこ」
いやあ、できたできた。

かなり好みに近い紺色になってきた。
もう少し暗くしてもいいかな。

今回の蔵書票を彫るに当たって、小型だから適当な版木でいいやと、眠らせたままだった版画用のMDF板で製作。
これが失敗だったのか、ちっせー版画のくせに、めちゃくちゃ肩が凝った。
何やってもほとんど肩凝りってのになったことがなかったワタクシだが、このMDF板での版画はダメだ。
正直あまり固いとは思わなかったが、これだけ肩が凝るんだから、きっと固かったんだろう。
吐き気を伴う酷い肩凝りだった。一晩寝たら治ったけど。
もうMDF板で版画はしないかな。

牧野博士の図鑑に貼ってみた。
悪くはないが、フォントは日本語のほうがいいかもしれない。
日本語版も彫りますよ、いずれ。
ちなみにサインをいれようかどうしようか悩んだのだが、デザインはいいとして、図柄がエッシャーのキノコ丸パクリなので、ちょっと遠慮した次第。
「Cuatro Gatos]という銘が入っているのでよしとする。
さて、次の蔵書票に取りかかってもいいのだが、今回完成したこれでちょっと試したいことがあるので、次の報告はそちらになるかと。

かなり好みに近い紺色になってきた。
もう少し暗くしてもいいかな。

今回の蔵書票を彫るに当たって、小型だから適当な版木でいいやと、眠らせたままだった版画用のMDF板で製作。
これが失敗だったのか、ちっせー版画のくせに、めちゃくちゃ肩が凝った。
何やってもほとんど肩凝りってのになったことがなかったワタクシだが、このMDF板での版画はダメだ。
正直あまり固いとは思わなかったが、これだけ肩が凝るんだから、きっと固かったんだろう。
吐き気を伴う酷い肩凝りだった。一晩寝たら治ったけど。
もうMDF板で版画はしないかな。

牧野博士の図鑑に貼ってみた。
悪くはないが、フォントは日本語のほうがいいかもしれない。
日本語版も彫りますよ、いずれ。
ちなみにサインをいれようかどうしようか悩んだのだが、デザインはいいとして、図柄がエッシャーのキノコ丸パクリなので、ちょっと遠慮した次第。
「Cuatro Gatos]という銘が入っているのでよしとする。
さて、次の蔵書票に取りかかってもいいのだが、今回完成したこれでちょっと試したいことがあるので、次の報告はそちらになるかと。
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