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弦楽器を製作しているはずです。 

1.5倍速の人生

会社に、1.5倍速の男がいる。
何が1.5倍速かって、全てが1.5倍速なのだ。

歩く速度から喋る速度、食うのも早けりゃ風呂も早い。
ウワサだが、寝るのも早いし、起きるのも早いようだ。

自分を基準として1.5倍速としているが、多分、ワタクシは平均的な速度であると思う。
歩くのも喋るのも。うん。

江戸っ子気質とでもいうのか。
とにかくいつもせかせかして、シャカシャカしている。
口調も、どことなくべらんめぇ調だ。

彼は今だいたい40歳くらいだと思うが、これまでの人生を全て1.5倍速で生きてきたとしよう。
ワタクシ比で1.5倍なのだから、彼の40年は、ワタクシの60年分ということになる。

単純計算だが、十分に驚愕に値する数字じゃないか。
なんだかものすごく損しているような気がしてきた。

じゃあ自分のこれからの人生を1.5倍速ですごすのか、というと、そういうことじゃないとは思う。
そういうことじゃないとは思うが、じゃあどういうことかと言うと、

まあ、なんだ、アレだ、

彼より自分の方が中身が濃い気がするからー、あー

別にシャカシャカ生きたくねぇよな、うん。

シャカシャカ
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fuck'in 兄弟

トラックバックってなんなんだろう。


オアシス時代から兄弟喧嘩漫談でファンを沸かせていたノエルとリアム。
バンドが解散してからも、ファンサービスは欠かさない。

以下、リアムの挑発(?)。

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リアムはこう語っている。
「俺たちは解散からバンド名を思いつくのに1年かかって、つけたのがビーディ・アイだった。
でも、あいつは3年かけて出してきたのが『High Flying Turds(空高く飛ぶうんこ)』だぜ。
一体、スタイリストを誰に頼んでるのか知らないけど、まるでウェストライフ(アイルランドのポップ・ボーカル・グループ。ラフで黒を基調にした服をまとっていることが多い。7月の記者会見でノエルはデニムに黒の革ジャンという出立ちだった)から連れてきたような成りだよな」

さらにリアムはノエルの解散をめぐるコメントについてQ誌に対してこう憤りを隠していない。
「ほんとやってくれたよな。こう言えばよかったんだよ、『俺はクソ野郎だった、あいつもクソ野郎だった、でも、2011年だから、これが俺のファッキン新作だよ』ってね」
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あっはっは。
「空高く飛ぶうんこ」ときた。なんて哲学的なんだ。

あれこれ言いつつ新作の宣伝しあってるし、
オアシスは間違いなく再結成するだろうね。絶対に、だ。

「ファッキン新作」なんて最高の褒め言葉にしか聞こえないだろ(笑)

とりあえず、

なんだかんだで仲良いな、このfuck'in兄弟

Holly Shit.(笑)

High Flying Birds
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ハメを外す時期

フジ韓流デモとか、小沢詣りとか、紳助引退とか、そういうのをブログの話題にしなくなった自分。
いやあ、大人になったなあ。

大人の科学

ツイッターのバカ発見能力は未だに健在である。
最近やたらと多いのが、一流国立大学の学生なんかがツイッターでやらかしてしまうパターン。
「電車に無賃乗車した」だの、「未成年で喫煙・飲酒した」だの、「そのまま飲酒運転した」だの、
主に犯罪自慢をポケポケと呟いて全国に垂れ流してしまうわけだが、
「最近の大学生はどうしてこうも幼稚なんだ」と簡単に嘆いてしまわないのが今年のワタクシである。
なんせ大人になったからね。大人の科学とか読んじゃうからね。

ワタクシが推察するに、「一流国立大学の学生」という部分が重要なポイントだと思うのだ。
今の時代、一流国立大学に現役で在籍する学生とはどういう人物か。
きっと小学生の時から(下手したら幼稚園から)勉強勉強だったのではないか。
中学受験を経て、ひたすら勉強漬けで一流進学校へ行き、大学生になるのだ。

そういう時代なのだ、と言えばそれまでだが、ワタクシの時代はちょっと違っていた。
小学生や中学生の頃は、今の学生よりももっとハメを外していた。
先日、某国立大学の学生がホームから貨物列車に飛び乗った、なんてニュースをやっていた。
そういう方向のハメの外し方は、ワタクシの世代だと小・中学生の時代に済ませていた。
で、こっぴどく怒られてさ、学ぶんだよね、そこで。

上記のような大学生はきっと、小・中学生の時代、勉強漬けでそういうことができなかったんじゃないかな、と思うんだ。
やっとある程度の自由を手に入れて、ハメを外せるようになったのが大学生でした、ってこと。

ここ最近の一連の騒動は、「一流国立大学生なのに」ではなく、「一流国立大学生だから」こその現象だと踏んでいる。

根拠など無い。

「頭がいい」と「勉強ができる」は等号で結べない、その証明にはなるだろうか。
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Cだと?

毎日30分ほど、短時間だが頑張ってギターを弾いている。
そう、まだ「頑張って」弾いている段階。
早く楽しんで弾きたいものだ。

ぷにょんぷにょんだった左手の指は、3日目くらいからじわじわ固くなってきた。
コードストロークには必要なかった固さなのだろう。
それともただ単に力んでいるだけだろうか。

まあとにかく左手よりも右手だ。
ピックでかき鳴らすのとは違って、それぞれの指で独立して弦を弾かなければならない。
親指が4~6弦、人差し指が3弦、中指が2弦、薬指が1弦、小指をボディに当てて固定、という具合。
とりあえずまだまだなので、親指、人差し指、中指のスリーフィンガーで練習中。

エレキギターの細いネックが恋しくなる。
次に作るアコギは、エレキ風の細身のネックにしてやろうかとか考えてしまう。

練習している曲は、先日書いたジブリのソロギター集だ。
これは難易度をA~Cの3つにわけてくれているので、練習しやすい。
Aが一番簡単で、Cが難しいという分かりにくい感じになっているのがアレだが。

ナウシカからポニョまで、おおよその曲を網羅していて、なかなか楽しめる。
そんな中に、「となりの山田くん」の主題歌を発見した。
矢野顕子の、「ひとりぼっちはやめた」だ。
見ると、難易度はCだ。
(ええと、Cは、一番難しいんだよな)と、もう一度確認した。
そして脳裏に浮かんだのは、

矢野顕子のくせにC?

だった。ゴメンナサイ。

あの声で、あの歌い方で、あの笑い方でCというのが腑に落ちなかっただけです、ゴメンナサイ。

矢野顕子は好きでも嫌いでもないけれど、どちらかと言われれば、好きかもしれません、ゴメンナサイ。

この笑い方
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蝶と蛾

出勤で車に乗ろうとしたら、駐車場で「トンボに捕まった蛾」という構図を目撃した。
もう、絵に描いたような鷲掴みである。トンボのくせに。

で、そういや先日、うちの庭で「カマキリに捕まった蛾」という構図を目撃したのを思い出した。
捕獲には向いてなさそうに見えるカマでガッと捕まえられて、ムシャムシャやられていた。

ここでふと思い当たる。
蛾の鱗粉って毒があるんじゃなかったのか。
トンボもカマキリも、鱗粉おかまいなしにムシャムシャやっていたが、
それでは鱗粉の毒は何に対しての毒だというのか。

で、調べてみた。
結論から言うと、鱗粉には毒などないようだ。

なんだよそれ。
モスラは鱗粉でゴジラを苦しめていたじゃないか。
ポケモンに出てくる蛾は、毒鱗粉を撒き散らして敵を攻撃していたじゃないか。

鱗粉ってのは、雨なんかに濡れた時に水をはじく役割があるんだそうだ。

なるほど、古くはモスラ、最近ではポケモンのせいで、子供達は蛾についてあらぬ偏見を持ってしまっているのだな。
蛾にとってはたまったものではないだろう。
世間一般、蝶はあれだけ好かれるのに、蛾の扱いったらない。

実際、蝶と蛾の区別は、学術上は一応の決まりがあるようだが、例外も数多く存在し、その区別にはもはやあまり意味がないらしい。
地味で胴が太くて夜飛んでいたら蛾、というのは偏見に近いのだという。

サツマニシキ
サツマニシキ
ツバメガ
ツバメガ

キレイだろ、こいつら、蛾なんだぜ。

ちなみに件のトンボとカマキリに捕まってムシャムシャやられていたのはコイツ。
セセリチョウ
コイツ、蛾かと思ったら「セセリチョウ」っていう立派な蝶だったよ。

オジサンもう、蝶と蛾がわからないよ。
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定価販売

依然、少しずつではあるが、ギターを弾いている。
コードストロークも飽きてきたので、
別に極めたとか物にしたとかそういうんじゃないが、
コードストロークも飽きてきたので、
ようし、凍結していたフィンガーピッキングを練習しようじゃないか、と思い立った。

ソロ・ギターに挑戦だ。

というわけで、初めてカポを購入した。

カポ

G7thの、ちょっといいヤツ、だ。
かっちょいいガンメタ色で、専用の入れ物付き。
入れ物って。専用のボックス付き。

まさか自分がカポタストを買う日が来ようとは。

練習する曲は、嫁がウクレレで練習してるジブリの曲にした。

ソロギターのしらべ

コレね。

とりあえずカポを買うにあたって、近所の楽器屋へ。
G7のカポを見てみると、もうほぼ定価だ。¥5985なり。
同じ物をネットで探すと、だいたい¥3500~¥3900。
送料込みでも店で買うより安い。

どうしてこれでやっていけるのだろう。

とても不思議だが別に追求したりはしない。

今回買ったガンメタのはどうやら限定色?らしいのだが、
入れ物も付いて通常版と同じ価格だったので即購入しましたよ。

これで、左右で手の爪の長さが違う生活が始まるのですね。
とりあえずトトロ弾く。
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驚異の部屋 一年

本気で驚異の部屋を目指して一年が過ぎた。
正確には一年と一ヶ月と五日が過ぎた。

一年で部屋はどのようになったかと言うと。

現在の部屋1

定番アイテムである鉱石の標本、ホルマリン漬けの蟹、キノコ、根っこ。
マンドラゴラの根のホルマリン漬けを夢見て、マンドラゴラを育成中。

顕微鏡はできればもっと雰囲気のある物が欲しいところ。
真鍮製の、古めかしいやつがよく似合うと思う。
こちらは現在、e-Bayで物色中だが、海外にはマニアも多いので、すぐ高騰して手が出ない。

とにかくアイテム数が絶対的に不足している為、棚はスッカスカである。
どうでもいい小瓶とかで隙間を埋めてもこのザマだ。

現在の部屋2

血色珊瑚と雲丹殻のオブジェの横には、見えないが、見覚えのある顔。
エッシャーのジッポーが入った木箱だ。
彼のグッズは数が増えてきているので、また追って紹介しようと思う。
血色珊瑚が手みたいで雰囲気はある。

現在の部屋3

その上の段は骨格標本が幅を利かせているが、やはりこれも絶対数が足りていない為、迫力に欠ける。
天気管、ステラルスコープ、天体望遠鏡と、ポイントは押さえているつもりだが、ただそれだけという感じが強い。

そもそも、驚異の部屋と言えばアイツ、という「アイツ」をまだ入手していないのだ。
もうその時点で、現状を驚異の部屋と呼ぶこと自体にやや抵抗がある。

やっぱり工房と驚異の部屋の共存は無理なのかもしれない、と最近考えている。
だって上記の写真の真横で電気カンナかけたり、スプレーガンで塗装したりしてんだぜ。

そんなことやってるから、一年経ってもこのレベルなんだが。
ホントはもうちょっと、写真に写っていないアイテムもあるにはあるのよ。
負けない。
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恒温器

やあ、良い物を手に入れた。

恒温器

ろうけつ染め用の恒温器だ。
もちろんこれで蝋を溶かすわけではなく。

そう、そこのキミ、正解だよ、ニカワだよ、キミ。
蝋の融点は高くてもせいぜい70℃くらいだろう。
その温度に保つ機械なんだから、もちろんニカワにも使えるはずだ。

なんせこれまでは、わざわざカセットコンロ持ってきて湯煎してたからね。
専用のグルーポットなんて一万円くらいするんだぞ。
あ、コレは千円でしたよ。

まあ、主観で良い物って言ってるだけで、普通の人からしたら、
「はぁ?」ってなるか、
「あ、ああ・・・うん・・・」ってなるかのどっちかだろうけれど。

これまではめんどくささが優先して、どうしても使い渋っていた。
大事な部分の接着も、タイトボンドで済ませたりしてた。
もちろん精度が高いならタイトボンドでもいいんだが、それは言わずもがな。
これで心おきなくニカワが使えるというものだ。
むしろ率先して使うだろう。
そういう意味で、コレを購入した意義があると思うのだ。
千円でしたよ。

まあ、もしアレなら、最悪、ろうけつ染めもできるしね。コレ。
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人生のアクセント

きゃりーぱみゅぱみゅ。


いや、言ってみたかっただけ。
言ってみたかっただけなんだけど、実際言ってみたら噛んだ。
2回目も噛んだ。

アナウンサーってすげぇ。


・物販業
・独禁法
・ルテニウムポリピリジン錯体。

言ってみたかっただけ、で、実際言ってみて気持ちの良かったものたち。

人生のアクセントにどうぞ。

眠いのだよ、ワトスン君。

ルテニウムポリピリジン錯体
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ラーメンごとき偉そうに

大盛り1大盛り2


大盛りだ。
もう、絵に描いたような大盛りだ。

もちろん、こういうのは好きではない。

器に入りきらないのなら、器を2つにして欲しい。
食べにくいから。
溢れてる餡はどうするんだ?皿持ってすするのか?そのまま棄てるのか?

ネギ山盛りはいいが、麺に辿り着くまでの序盤戦、ネギのみを食うことを強いられる。
自分はネギラーメンを食べたいのに、なぜかネギばかり食わされるのだ。
それを無視していきなり麺に箸を伸ばそうものなら、テーブルはたちまちこぼれたネギで溢れてしまう。

もう一度言うが、こういうパフォーマンスは嫌いだ。

そう、ただのパフォーマンスだから嫌いなのだ。
餡が溢れて、下に皿を敷かなければならないが、そうしないとおいしくない。
それなら話はわかる。でもそうじゃない。
麺が見えないほどネギをうずたかく積み上げないとおいしくない。
それなら話はわかる。でもそうじゃない。

餡が溢れるなら、器を2つに分ければいい。
ネギがウリなら、テーブルに「ネギ乗せ放題」の器でも置いとけ。

なぜ食べにくい思いをしてまでパフォーマンス付き合わなきゃならんのだ。
そういう店主に限って、「気に入らないなら来ないでくれ」とか威圧してくる。
やれやれだ。

こういうファストフードは、早い、安い、うまいが基本だろう。
最近のラーメンの価格の高騰には辟易している。
牛丼¥260の時代に、ラーメン¥980とかザラだぞ。
しかも意味不明の派手な湯切りとか大盛りとか、どうでもいいパフォーマンス押しつけてきやがって。
大抵が、漢字でなんか書いた揃いの黒いTシャツ着て、頭にタオル巻いて。
客が食ってるのを偉そうに腕組みして見たりなんかしてさ。
カッコつけて湯切りしてるのはいいけど、ちゃんと手洗ったか?
酷い店になると、食事中の私語厳禁とか。なんの修行だよハゲ。

早い安いうまいもいいが、食べやすいというのも地味に重視したいのだ。

そういう意味で、ギャル曽根さんは好きだったんだけどなぁ。
すごくキレイに、おいしそうに食べてたよね。
見習いたい。
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閉じたいだけ

メンドクサイ

未だに「右クリック禁止!!」とか出るサイトどうにかしろよハゲ。
そういうサイトに限って、保存したくなるような情報は皆無という事実。
おれは右ダブルクリックでページを閉じるように設定してんだよカス。
「閉じたい」んだよ、オマエのサイト。アハン?

似た話で、強制的にBGMが流れるサイトも未だに存在する。
一方的にセンスを押しつけられるので、気分が悪い。
で、早々にページ閉じようとして右ダブルクリックしたら、

「右クリック禁止!!」

やかましいわ!

Java切ればいいだけなのに、いちいち付けるような機能かよ。
で、イライラしながらタブの閉じるボタン押しにカーソル動かしたら、
カーソルになんかキラキラしたシッポとか付いてきやがるんだよな。
こちらも強制的に。


よし、今日は眠いので寝る。


こう書くと、いつもは眠くないのに寝てるみたいに聞こえるが、そんなことはありません。
↑こういう文章書くよな。

はは。寝よ。
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必要なノイズ

ターンテーブルを買った。

PIONEER PL-1200

そう言うと、無駄に韻を踏みたがる勘違いDJを想像しがちだが、違う。
違うったら違う。
レコード盤チュクチュクしてどうすんだハゲ。チュクチュクすんな。

フタ(?)がいかにも樹脂樹脂してて気に入らないから、フタだけ木で作るとかそういう衝動に駆られる。

自分が音楽に興味を持った時には、すでにCD全盛期だった。
もちろんレコード盤の存在は知っていたが、すでに廃れた、過去の産物であった。

それがここへ来てのターンテーブルだ。
「古き良き~」とかそういう感傷は微塵もない。
当時も含め、なんせ触れてすらいないからね。
かと言って「逆に新しい」とか言うつもりもさらさら無いんですけれど。

でも、あのプツプツという独特のノイズは魅力的だと思う。
何もわざわざレコードで、オアシスやArctic Monkeys聞くわけじゃない。
レコードなんてものは雰囲気だ。あのノイズが似合う曲ってのがあるじゃないか。
きっとJAZZギターなんて最高だと思うんだ。
だから、とりあえずジョー・パス先生のレコードは買った。

で、ターンテーブル買ったとこの人がいい人で、あれやこれやとアナログプレーヤーの基礎みたいなことを教えてくれた。
まったくの素人であるため、大変に参考になった。
レコードはレコード針で音を拾う、くらいは知っていたが、シェルだのカートリッジだのは知らなかった。
MM型だのMC型だの、プリアンプだのパワーアンプだの、フォノ端子だのなんだのかんだの。
いやあ、聞いておいてよかった。
知らないままだと、「うん、レコードってどうやって聞くの?」という状態だったからだ。
ターンテーブルとスピーカーがあれば聞けるものだと思っていたのだ。
レコード、なかなかにメンドクサイ奥が深い。

詰まるところ、アンプとスピーカーを自作することにした。
やれやれ、ジョー・パス先生のレコードを聞けるのはいつになるだろうか。

ただ、親切に教えてくれた人は、ピュアオーディオ信者だった。
ハッキリとそうとは言わないが、その説明の端々から、そのニオイが感じられた。
ピュアオーディオというやつは、ワタクシは完全にオカルトだと思っている。
それについては過去にちょっと書いたし、またおいおい書くけれど。

とにかくピュアオーディオ信者は、何万、何十万もの投資をして、全力であの独特のノイズを消そうとするような連中だ、ということだ。

あのプツプツノイズに重なる、運指のスクラッチ音。
キミ、その良さがわからないのかね、キミ。

キミって2回言う上司の気持ちが少し分かった気がする。
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Mに

普段から運動やってて、必要ないだろって人ほどしっかり準備運動して、
本当に準備運動が必要なメタボな人ほどそれをおろそかにする。
そしてケガをする。
そしてキミはいなくなる。

ドナルド

デイキャンプ行ってきた。
快晴→豪雨→快晴→豪雨→快晴というコンボが2時間ほどの短時間に連続して、雨の後の快晴の間、一帯がサウナのように蒸しかえるという罰ゲーム。
そのせいか、「デイ」キャンプであるにも関わらず、すごく体力を消耗した。

その夕方、鶏足の専門店に飲みに行っての生ビールは、そりゃあうまかった。
ここは鶏足も最高だ。店主はやや偏屈だが。近くの人はぜひ。
それはいい。

で、へとへとになっての帰路、甘いものが食べたいという嫁。
マクドナルドのシェイクを買って帰ろうということになった。
普段は絶対に欲しいと思わないが、天然サウナに晒されたこの日は違った。
シェイクいいねぇ、と思えた。
普段は絶対にSしか頼まないのだが、うまい鶏足を食ったこの日は違った。
ようし、人生初めてのシェイクMを注文しよう、と思った。

ドライブスルーに突き刺さる。
娘はソフトクリームがいいと言う。
スピーカーから、「ご注文をどうぞ!」と店員の元気な声。
「あ、ソフトツイストを1つと・・・」

「申し訳ございません、只今、機械の調子が悪くて、冷たい商品はお出しできなくなっておりまして・・・」


こういうの、ことわざでなんて言うんだっけ?
気合い入れれば入れるほど、肩すかしをくう、みたいな。

南米選手権のラベッシがこんな感じだったなぁ。
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おいらはやめろ

ブログで謝罪、って時点でどうかとも思うが、




なんで芸能人のブログって、


こういう訳の分からない改行を繰り返して、


無駄にスペース取って、


読み手側からするとただ読みにくいだけなんだけど、


どうやら携帯電話で見ている人を対象に、アクセスアップの効果があるんだとか、


どうでもいいや。





謝罪文ですら、アクセス数を気にして改行を繰り返すのですね。


謝罪文で一人称が「おいら」「俺」って、いい歳して何やってんですか。


周りの人は教えてくれなかったんですか。




おいら

というか、「おいら」は本当にやめてくれ。
ワタクシが初めて嫁に書いたラブレターの一人称が、「おいら」だったんだよ。
(当時中学2年生)
照れ隠しで「おいら」なんて書いちゃったんだよ。今は反省している。
だから30越えて「おいら」とか書くなよ、もう。
思い出させないでくれ。わあぁあぁってなるんだよ。


そういや石原裕次郎は「おいら」だったよね。

ゆうちゃん繋がり。
はは。
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集中力はどこへいった

盆休みなど一日も無かったが、それが盆の行事を欠席していい理由にはならないパラドクス。
墓参りなんて意味ねーよ、とか言ってる若人は、身近な人を亡くしてみればわかるぞ。


今日も甲子園に関連した話。

高校野球の何がいいかって、やっぱりその一生懸命さだろう。
後先考えない、その一試合に全力をかけるプレー。
凄まじい集中力だ。
まあイチローに言わせれば「ナンセンス」なことらしいが。

シーズン通して長い目で見なければならないプロのペナントレースでは決して見られないものだ。
7割力、とまでは言わないが、やはり毎試合全力とは言えない。
メジャーの投球数制限とか、興醒めもいいところだ。
マー君97球完投おめでとう。

野球でもサッカーでもだが、ここのところ、「大袈裟にガムを噛む」というのが目に付くようになった。
サッカーやってた側からすると、「舌噛むんじゃねーの?」と心配になる。

まあ、心配になるってのは嘘。「舌噛んで苦しめハゲ」という感じだ。
で、そのガムで発生した大量のツバをベッと吐いたりする。
見ていて気持ちのいいものじゃないのは確か。

プロくらいの技術レベルになると、激しいプレーしても舌噛んだりしないのかね。
全力じゃないから、どこかで力を抜いているから舌も噛まない、
そう思ってしまうのは邪推だろうか。

いや、わかるよ?「集中力が増す」とか言うやつだろ?
でもさ、高校球児見てみろよ。
誰一人ガムなんて噛んでない。堂々と偉そうにツバも吐かない。
それでも日本刀のように研ぎ澄まされた集中力。
高い年俸もらって、仕事としてやってるわけでもないのに、だ。
プロの選手達、あの当時の集中力はどこへいった?

ベースボールは米のものかもしれないが、日本人なんだから、その精神まで米化することないだろう。

せめてスルメとかなら、まだ日本人っぽいんだが。

ガム
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かぶれた

甲子園

普段、プロ野球もメジャーも見ないが、高校野球は見る。
そういうヒトは多いんじゃないだろうか。
ワタクシもその一人だ。

高校野球しか見ない人にとっての違和感。
どうして、テレビでのボールカウントの表示方法を変えたのか、ということ。

従来        改変後

S(ストライク)→ B(ボール)
B(ボール)  → S(ストライク)
O(アウト)  → O(アウト)

ストライクとボールのカウントを入れ替えたわけだ。
これは多分、「メジャーがそうだから」だと思うのだが詳細は知らない。

ぷーだ。みーだ。
SとBが入れ替わっているのに、実況は未だに「さあ、ツースリーです」とか言う。
ツースリーか、と思ってカウントを見ると、

B●●●
S●●


(ん?スリーツー・・・ああ、そうか)
とか、いちいち脳内でいったん変換しないといけなくなった。

メジャーにかぶれるのもいいが、甲子園は日本独自の無形文化財と言ってもいい。
ボールカウントなんて変えなくてもよかったんじゃねーの?

日本のプロ野球、特に最近は、サッカーよりもチャラチャラしてる感じが稀に感じられるようになって、もうダメだ。

頑張れマー君。
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日本丸 来航

日本丸をご存知だろうか。
知る人ぞ知る、大型帆船だ。
日本丸
日本全国のイベントに合わせて各港をまわっていて、今回は高松の花火大会に合わせて来航。

そう、花火大会の花火を、日本丸に乗船して海上から見られるツアーのチケットが取れたのだ!
先着400名のプラチナチケットだ。
これは素晴らしい。

18:30に乗船し、海上に出て、20:00の花火を待つ。
軽食とドリンクが付いていて、縁日の屋台的なものも出ている。

花火

写真で見るだけでもその迫力が伝わってくるというものだ。
確か去年も来航していたと思うので、きっと来年も日本丸は来るのだろう。

まあ、素晴らしいイベントには違いないのだが、1つ残念だった点を挙げるとすれば、

ワタクシは仕事の都合がつかず、嫁と子供、ジジババだけが参加したこと

くらいだろうか。


ちくしょう。
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釣り銭ごとき

釣り銭

ローソンで買い物したのよ。ね。
UFO(ヤキソバ)とワンタンスープとレモンティー。
うるさいうるさい、「レモンティーって顔かよ」とか言うな。

それ持ってレジに行ったら、先客の爺がいた。
レジの女の子(ガングロ茶髪ギャル)はあからさまに態度が悪い。
夏休みだからバイトすっべ的な女子高生だろう。
顔と体をナナメに傾け、明らかにふて腐れている感を全面に押し出している。
思春期特有の、意味はないけどダルイカッタルイポーズだ。
ちょっとほほえましい。

爺はアイスキャンディーを1つレジ台に置くなり、「なんぼ?」ときた。
48の爺技の1つ、「聞く耳持たぬなんぼ」だ。
カッタルイはバーコードを読みとり、ダルそうに「89円です」という。
爺は小銭入れをごそごそしながらまた「なんぼ?」
カッタルイ「・・・89円です」
めぼしい小銭が無かったらしく、爺、ポケットからクシャクシャの千円札を出し、「なんぼ?」
カッタルイ「・・・89円です」

カッタルイ、よく我慢している。

しかし爺、ここで必殺の「お札投げ捨て渡し」を繰り出す。
アイスキャンディーの横に、ポイっと千円札を投げ捨てたのだ。
これは気分悪い。端から見ていても気分が悪い。
カッタルイは無言で精算し、無言でお釣りを渡していた。致し方あるまい。

ようやくワタクシの番だ。
カッタルイ「・・・398円になります」
ワタクシはさっと400円を手渡す。
カッタルイ「・・・2円のお返しになります」

しかしここでカッタルイが、必殺「天空釣り銭落とし」を繰り出してきたのだ!
差し出していたワタクシの手に、10cmほどの高さから、レシートと釣り銭の2円を落としてきた。
当然手の平には収まらないレシートと2円。
チャラチャラと軽い音を立て、レジ台にこぼれた。
これは気分悪い。端から見ていても気分が悪い。当事者でしたけれど。
思わず舌打ちをしそうになり、飲み込むワタクシ。
あまりにも気分が悪くて、やっと絞り出した第一声は、

「ああ、もう、募金箱入れといて、それ」

ああ、もう。ほんとに、ああ、もう。
告白もしてないのにフラれたみたいになってんじゃねーかよハゲ。
なんだよこれ。

だからって、両手を添えてこちらに握り込ませるように渡してくる店員もいるけど、
そういうことじゃないんだよ。

ごく普通に渡してくれよ、釣り銭ごときさぁ
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馬油

旅館の大風呂にかなりの確率で置かれているコレ。

馬油

馬油シャンプーとトリートメント、ボディソープ。
随分前に馬油が一瞬流行ったような記憶があるが、日本中の旅館では未だ第一線なのだ。
ちなみに炭の石鹸もセットだ。

こういうステーショナリーじゃねぇや、なんつった、ああ、アメニティか、うん、
「とりあえず馬油のやつ置いときゃ面目は保てる」的な、
旅館側のそういう妥協や手抜きが見てとれるようで、なかなか興味深い。

実際使用してみると、まあ確かになかなかいいんだが、
馬油トリートメントした後に髪が乾くと、妙にツヤツヤし過ぎて、なんか髪がナイロンみたいになるよな。

夜に会う旅館の客は、なんかみんな髪がテカテカしてて面白い。
プラスティックみたいで。

おわり。


おわりかよ!!
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水は不足しない

もしかしたら香川県は、もう水不足で困る事はないのかもしれない。
そんな、無責任。

水不足
まあ香川県は置いといて、日本という国はことさら水に恵まれていると言える。
水道の蛇口を捻れば、そのまま飲める水がすぐに出てくる。
はいはい、エビアンでも飲んでろハゲ。
この水道局、浄水場の頑張りが、日本人の感覚をマヒさせているが、
実は世界的に水不足だと言われて久しい現実がある。

中国人の金持ちが急に日本の山なんかを買い漁りだしたのは、
山ではなくそこに沸く水が欲しいからであるらしい、というのが最近話題になっていた。

世界、どんだけ水不足だよ、と思ってちょっと調べてみた。
水の惑星、地球には一体どれだけの水があるのか。
主な海洋、湖、河川の水の合計は、およそ1.370215×10の18乗(トン)であるらしい。
わかりやすく数字を直すと、約1370京(トン)だ。
「兆」の上の「京」だ。全然わかりやすくないな。
これだけ膨大な量の水だが、それが宇宙へ拡散しない限り、質量保存の法則によって、量は変わらず地球上のどこかには存在するはずである。

人間の体は70%が水分だ。ということは、人が増えるとそれだけ水が減る(形を変えて)ということになる。
なるほど、昨今の人口増加が水不足の原因であったか、中国人自重しろと思いはしたが、
まてまて、相手は1370京トンだぞ。

世界の人口を50億人として、体重を60kgで計算すると、
60×0.7×50億=210,000,000(トン)
これが1370京のうちのどれくらいかというと、たったの0.0000001458%に過ぎない。
こんなもん、「ほぼゼロ」と言っていい。
なんのことはない、人口があと30億人増えたところで、水が足りない、なんてことにはならない。
どっかにはあるんだから、くれとか言ってないで、探せ。な。

そもそもここに質量保存の法則を当てはめたのが間違いのような気もするがそんな気はしない。
そしてアメリカ人は少し痩せろ。
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強制改行のジレンマ

オークションの評価で、「良い」「どちらでもない」「悪い」の3種類を使いこなすやつは信用しない。
欧米人は当前のように使い分けていそうだな。メンドクセェ。
改行
古文書の解読に、原稿用紙を使う。
原稿用紙はきっちりとマス目で区切られているので、解読できない文字は1マス空けておくと、どの文字が分からなかったのか、あとから見て判別しやすい為だ。

原稿用紙なんて久しぶりだ。
学生時代、読書感想文とか、文章を書く事自体は大好きだったのだが、原稿用紙は大嫌いだった。
20×20にきっちり区分けされ、「1マスに入れていい文字数は1文字」「段落の終わりでもない限り、改行してはいけない」「無用なスペースは空けてはならない」なんていう鉄の原則に縛られるからだ。

宿題なんかでは、大抵は「原稿用紙○枚」という単位で出され、「○○文字以上」とか文字数でカウントすることはない。
これが一番気に入らなかった。

原稿用紙では1行を無理矢理20文字で改行しなければならない。
「彼が取り出したキー」で改行していて、読み手は(何の鍵だろう)とか考えながら、次の行で「ボードで~」と続くと、違和感があるどころか、読み手がその意味を理解する為に2度3度と読み直さなければならんくなってしまう。

「ボクはサイコ」で改行して、「ロを投げ~」とか続くのはおかしいと、学校で教えるべきではないか。
漢字熟語だって、「定跡」を「定」で改行して「跡」と続けるのは、もはや熟語ではないと教えるべきではないか。
アルファベットの単語を書く時などどうしたらいいのか。
疑問は尽きない。

当時からずっとそう思ってはいたものの、だからって原稿用紙のルールを破って文章を書いた事は無い。
後々メンドクサイと分かっているからだ。
きっと教師は言うだろう。「どうしてこんな書き方をしたのか。原稿用紙の書き方は習っただろう」と。
ああ、メンドクサイ。
だから原稿用紙に文章を書く時は、改行する位置を考え、単語・熟語は2行に渡らせない、句読点やカッコ、伸ばすやつ(ーとか~)は行頭に来ないように調整する、そういう無駄な配慮をせねばならず、結局自分の書きたい文章を書きたいままに表現することができなかった。

ワープロが普及したことで、読み手の事を考えない強制改行はますます助長されている気がする。
目には見えないものの、ワープロ打ちはマス目に書き込むのとなんら変わりないからだ。
機械的処理のしやすさや、印刷のしやすさというのも理解できるが、
文章というのは、やっぱり読み手のことを一番に考えて書かなければならないのではないかな。
文字制限で改行するのではなく、意味の区切りで改行するべきだ。

原稿用紙から時代は過ぎ、現在はPCでこんなブログを書きながらも、
ワタクシは当時と変わらず、強制改行のジレンマと戦っているのだ。
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FireBird 塗装開始

夏休み、早朝のラジオ体操に向かう時の空気のにおい。
それがふいに思い出されて、なんだかたまらなくなって。
早朝に散歩でもしてみようかな。


なんだ、この冒頭文。


とっくに梅雨も明けているので、ようやくFireBirdの製作を再開することに。
木工は終了、塗装に入るので、梅雨を避けたわけだ。

「よし、塗装すっぞ」と拳を固めたその日は、大雨ときどき稲光。

えー。

FireBird 塗装

特に下塗りもせず、おもむろにドラゴンズブラッド(以下DB)を塗りたくっていますよ。
今回のDBニスは、アルコール多めで作っている。(HP参照)
ニスというよりは、ステインっぽく使いたかったからだ。
まあそれでも天然樹脂のニスには違いないので、ステインとは違って単体で目止めもできる。
以上、下塗り無しの説明でした。

写真ではイイカンジの焦げ茶色に見えるが、実際はもっと赤が強い。
もう、血溜まりですよ。それも、時間が経ってちょっと黒くなったような。
ウェスを折り畳んだタンポで塗り重ねているので、手も血塗れですよ。
それ見た娘がすごい顔で「どうしたの!?」とか言いますよ。

天然の赤色染料は、その大半が紫外線で退色する。
DBも例外ではないが、今回はその退色後の色味を考慮しての塗装だ。
だから下色に黄色やオレンジは塗らない。
若々しい茶色ではなく、しっとりと落ち着いた焦げ茶色に退色するはずだ。

するはずなんだが、根拠など一欠片もない勘に頼った塗装でございますわよおほほ。
最終的には黒茶~黒でサンバースト塗装しますわよおほほ。

べらんめぇ。
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猫科の完成度

猫科

人という生物が生態系の頂点に立って久しいわけだが、人が生物として完成されているのは、頭の中だけなんだろうな、とは思う。
それがあまりに高度すぎて、バグなのか進化なのか分からない事例もあったりして、安定感という意味では不安が付きまとう。
頭脳以外はからっきしだ。
核爆弾のような、ボタン一つで地球を破壊できるガジェットを創造する一方で、
素手なら柴犬くらいと良い勝負するような身体レベル。
で、良い勝負して、負けるんだぜ。

何が言いたいかっていうと、猫科の動物の、完成度の高さだ。

身体レベルだと、パーフェクトと言っていいと思う。
まったく無駄がない。
実戦空手の父、大山倍達は、猫についてこう言った。

「猫と対峙した場合、ヒトは日本刀を持って初めて対等である」と。

爪、牙、反射神経、ヒトが持ち得ぬ様々な武器を持つ猫だが、とりわけ運動神経とスピード、この2点においてヒトは大きく猫のそれを下回り、武器無しではその差は到底埋められないというのだ。
ライオンとかヒョウじゃなく、イエネコの話。

猫は本来、本能的に争いは好まない。
しかし、猫と接したことがある人なら、そのポテンシャルの高さを僅かにでも感じられただろう。
もし猫が本気でヒトを襲ったならば、決して敵わないだろう、と。
一瞬で首の頸動脈を噛み切られて終わりだろうな。

猫に対する世間一般的なイメージに、「何を考えているかわからない」とか、人語を話しそうな動物といえば、やはり猫であって犬ではないと思うように、どこかミステリアスな印象を持つのだって、意識下で猫を危険視しているからではないか。

ちなみに人語を解す動物の次点に、個人的にはフクロウと亀。
更にちなみに、キツネとタヌキは、犬科なんだぜ。

なんだか犬批判に聞こえるかもしれないが、全然そんなことなくて、「マンチカン」という猫は、以上の理由で猫として認めない、ということ。

うん、今日は全体的になんだかちなみ損ねた感じ。
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雲中模索

四国カルストは雲の中。

雲の中の牛

一泊二日したわけだが、終日こんな感じでしたよ。
視界は5mほどしかなく、車の運転は困難を極めた。
ある意味で高原・高地を満喫した次第。
雲を見上げたり、雲を見下ろすことはあっても、雲の真っ只中に滞在・一泊するというのはなかなか無いよね。
そういうポジティブ・シンキング。
ウッセハゲ。

県境

泊まったホテルの窓からは、県境の境界線が。
ちなみに泊まった部屋は愛媛県、隣の部屋は高知県でしたよ。
だからどうしたってわけでもないんだが、そして特に理由もないんだが、県境ってこうやってライン引かれると、妙に興奮するよね。

するよね。

その後に檮原を少し観光。
坂本龍馬が脱藩前に参ったという三島神社にも寄った。
神社に繋がる橋はなかなか趣があり、さらに神社自身がまったく龍馬龍馬してなかったのが、逆に好感が持てた。
ただただ、ふっつ~の神社だったからね。

いやホメてんだよ。

ホントだって。

結局、四万十川での川遊びは断念して、愛媛の科学博物館で遊んで帰った。
科博はなかなか面白かったが、今回の旅で一番印象に残ったのは、
高速道路のSAで入ったトイレの小便器に書かれていたラクガキ。

覚えたて・習いたてであろうと思われる筆記体で、「coffee」

これまでの便所のラクガキを超越する、まったく新しい方向性のものだ。
用を足しながら、思わず「カァフィ」と正しく発音してしまった。

うん、まぁ、なんだ、アレだ、一つ言えるのは、
四国カルストのような高原地帯にいると、政治とか国際情勢とか、心の底からどうでもよくなるんだ、ほんと。
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何もしない、をしに行く

この記事が掲載される週末、四国カルストへ行っている予定。
高知と愛媛の県境に近い、カルスト台地だ。

ジジババが行きたいと言い出したわけで、ワタクシ自身は特に興味があるわけではない。
な~んも無さそうじゃん。

で、ちょっと調べてみたら、ホントにな~んも無いようだ。はは。
公式サイトには、
「何もしない、をしに来てください」
とかいうキャッチコピーが付いていた。

もう、ね。そこまで暇じゃねいや、皆まで言うまいて。

まあ香川からドンドコ高知のほぼ西端まで行くんだから、高知で遊べる所を探そうと思った。
嫁が高知の「まっぷる」をゲットしていたので見る。
巻頭の特集は、「高知の道の駅特集」だった。

巻頭からもう、先が思いやられる展開。

で、桂浜、坂本龍馬、カツオのたたきと来て、四国カルストのページはわずか半ページ。

桂浜は、ついこないだ事故があって、人が亡くなってたな。
坂本龍馬とか、爪の先ほどの興味もない。
カツオのたたきも好きではない。

高知・・・。


唯一心惹かれたのは、四万十川の沈下橋だ。
沈下橋
沈下橋ってのは、川が増水した時、文字通り水に沈む作りの橋だ。
そうやって橋自身が倒壊するのを防ぐとともに、瓦礫なんかを水中で堰き止める役割もあるらしい。
それとは逆に、増水時にはわざと流されてしまうように設計されているものもあるという。
こっちは、安価に橋を造り、流されたらまた安く造るという、「使い捨て橋」みたいなイメージだ。

四万十川の沈下橋は、そのまま映画に使えそうなロケーションで、心が躍る。
実際に地元っコは、この橋から川に飛び込んだりして遊ぶらしい。

いいなあ、やりたいなあ。

香川から四国カルストまで、片道5時間。
この移動時間がネックにならないようなら、沈下橋に行こうと思う。
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滲み出る優越感

夏なので水族館に行ってきた。
え?ええ、夏なので。
リニューアルした屋島水族館は車で30分。近いので子供の暇つぶしにいい。

とりあえず道中。
ミステリーロード
全国に点在するミステリーロードの1つ。
写真だと登って、下って、登っているように見える。
実際は、登って、登って、登っているのだ。
うん。ありがちな錯視・錯覚の坂道だけど、実際走ってみると、やっぱりちょっと不思議。
交通量が少ないから事故もないんだろうな。

さて、水族館と言っても、ワタクシも子供の頃から通い続け、もう何回目かもわからない。
内容についても特筆すべきことはないんだな。
無理矢理に話題を捻り出してみよう。

一通り館内を見て回り、一休みしていると、ちょうどアシカショーの時間が間近だとわかった。
せっかくだから見ていくことに。
開始15分前であったが、張り切って場所取りしている家族連れが目立った。
ちょっと以下の写真を見て欲しい。

扇子

扇子だ。
うん、これがちょうどステージと客席にピッタリなんだな。
紫色の部分が客席、白い部分(絵を描いている部分)がステージだ。
件の家族連れは、もちろん中央、一番前に陣取っている。
当然ながら中央から席は埋まっていき、ワタクシ達はショー開始2分前、最左翼に残っていた席に座った。

結論から言おう。
アシカは左翼と右翼にしか来なかった。
中央はただ通り過ぎるだけ。
左翼・右翼でそれぞれ一通り芸をして、アシカは元気に帰っていった。

こういうの、ことわざで何て言うんだっけ?
や、こちら側視点なら、「残り物には福がある」「棚からぼたもち」なんかが適当だが、
早くから中央席を陣取っていて、切ない思いをした人たち視点から見ると、なんか、適当なことわざがありそうじゃん。


「じゃん」とか言ってるところに優越感が滲みだしているな。
反省反省。
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理想のお焦げ

デオドラントって言うな。

魔封波

頑なに白米のお焦げにこだわる人とは仲良くできない。
個人的には、そこまでありがたいもんじゃねーよハゲ、という次第だ。
全国に蔓延するお焦げ好きアピールの風潮はいったいなんなのだろう。
一口で言えば「通ぶってる」ということなのか?
「世間一般、普通のものじゃちょっと満足できない自分」を演出?
「お焦げおいしいって言っときゃ、最悪ひとりぼっちにはならないだろう」作戦?

このお焦げ好きアピールにメーカーも便乗したりなんかして、
最近の炊飯器はもう目を見張るような進歩を遂げているらしい。

ちょっと前は、内釜に銅や炭を使った物が流行っていたようだが、
いよいよ最新となると、ついに内釜の素材に土鍋を使った物まで登場しているようだ。

これには全国のお焦げスキーが狂喜乱舞のようだ。
「確かに価格は高いけど、土鍋釜特有の、理想に近いお焦げができるんです!」
ってなもんだ。
価格を調べてみると、¥65000~¥80000くらいだ。高い。

ワタクシが本当にお焦げ好きで、どうしても食べたかったら、

土鍋で米を炊きます。

ね。
すいませんね、ベタで想像通りなオチで。
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悪ふざけの方向性

上品で伝統のある「アジフライ」が紹介されていたが、
ワタクシはアジフライというものに、「上品さ」や「伝統」は求めていない。


個人的に、「悪ふざけ」は好きである。
イタズラとかドッキリとか、そういうレベルの悪ふざけは大好物である。

ただ、最近のテレビ番組でやっているような、「芸人を色仕掛けで騙す」的なドッキリは好きではない。
騙されている芸人を見ていると、なんだか胸が痛くなってしまうのだ。見ていられなくなる。
理由はよくわかりませんが。

昔「元気が出るテレビ」でやっていた、100人シリーズなんか最高だった。
路地を歩いていたら、いきなり「逃げろ!!」と声がして、路地の奥から人が100人ドドッと逃げてきたり、前触れ無く背後から力士が100人どすどす走ってきたり、無茶苦茶だった。

ドッキリはそういう方向性が好きです。

最近見た悪ふざけでまったくダメだったのはこれ。
インド人完全無視カレー
こういう方向性の悪ふざけはまったく受け付けない。
節々の文言等から製作陣のドヤ顔が脳裏に浮かび、嫌悪感しか沸いてこない。
最近のバラエティ番組は大半がこの系統なので、すっかり辟易している次第。


じゃあどういう悪ふざけが好きなのか、と言われたら、

YMCA

こういう系統が大好物です。
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あまり関わってはいけない人

サラリーマン

ロードバイクっていうの?まあ自転車なんだけどさ。
ああいうのに乗る人は、なぜあんなに恥ずかしい格好で街に繰り出せるのだろう。
一体何が彼らの羞恥心を麻痺させているというのか。
例えば、ビッとしたスーツに身を包み、自転車で駆け抜けていく爽やかサラリーマンとすれ違っても、自分の衣装に違和感を感じないというのか。

いうのか、じゃねーか。

本気で釣りをする人のコスチュームもなかなかに恥ずかしい。
安全を加味したライフジャケットまでは、まだギリギリ理解できる。
しかし、わざわざ体のラインを強調するようなウェーダー(しかも黒だ)に身を包み、渓流で鮎の友釣りしたりするのは恥ずかしくないのだろうか。
体のラインを強調してはいけないオッサンがほとんどである、というのが目も当てられない。
一体何が彼らの羞恥心を麻痺させているというのか。
鮎を釣る傍らで、地元の少年が海パン一丁で沢遊びしていても、恥ずかしくならないというのか。

いうのか、じゃないけれど。

例えばハーレーダビッドソンみたいなアメリカンなバイクに好んで乗る人が、真夏とか関係なく揃いも揃って革のジャケットに革のパンツとかでシルバーアクセジャラジャラいわせてバンダナ巻いてたりしても、そこまで違和感は覚えない。
なぜなら、集団でいることがほとんどだからだ。
集団意識、もっと言えば、「制服」みたいなものだ。
「ああ、はいはい」で済ませられる、コスプレイベントみたいなもんだ。
コスプレイヤーだって、家からあの格好で現地まで行くわけじゃないんだろう?
みんなでコスプレすれば怖くないってことだろ?

自転車と釣りは、単独が多い。
考察すればするほど、あまり関わってはいけない人なんじゃないかと思えてくるから恐ろしい。

もし道に迷って、道を聞けそうな人がアメリカンなヒゲバイカーとロードレーサーだったら、ワタクシは迷うことなくバイカーに聞く。

そういうレベル。
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Cではない

以前、暑い夏が夏らしくていいという話をした。
で、静電気が気にならないという話をした。
その後、辛い食べ物が好きという話もした。
共通の見解は、「単に暑さや静電気の痛み、辛さに鈍感なだけではないか」ということだった。

今日、それを踏まえた話をしたいと思う。

我慢大会というのがある。
暑さを我慢したり、燃える炭の上を歩いたり、辛い料理を我慢して食べたりするやつだ。

ここで冷静に参加者を分析してみると、

A.体質的に暑さに強い人
B.暑さに鈍感な人
C.本当に暑さを我慢している人

という3種におおむね分けられると思う。
考えてみて欲しい。
「我慢大会」でAやBの人が優勝して、それのどこが我慢大会だ、と。

真の我慢大会とは、Cの人ばかりを集めて開催しなければならないのではないか。

ただ問題なのは、参加不参加を決定する時点で、Cの人は圧倒的に不参加を表明すること、
そして、自分のことを主観的に見た場合に、果たして自分がABCのいずれであるのか、本人には判断しがたいという事実があることだ。

結局、自分は暑さや静電気の痛みや辛さに対して、強いのか鈍感なのかわからなかった、というオチ。
まあ、Cではないのは確実なので、それ系の我慢大会には出場しない。

我慢
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四猫庵

Author:四猫庵
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「カカンキンコン コンキンカカン」

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