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弦楽器を製作しているはずです。 

楽しい実験シリーズ

不定期連載 楽しい実験シリーズ いやっふ~。

今回はコレだ、ドン!

海水を作る

まず、500mlの試料ビンに、500mlの水、15gの塩を入れて人為的に海水を作ります。

ピンクのニットを着て、いちごオ・レ飲みながらなんて、
いったいどうしちゃったんだよ四猫庵!という感じだが、
娘だ。

ちなみに塩は必ず「粗塩」を使うこと。
普通の食卓塩ではダメだ。
なぜダメかというと、その、なんだ、アレだ、ミネラル的なやつだ、きっと。

貝殻投入

塩が溶けたら、貝殻なんか入れちゃったりしてね。
こういうのはね、雰囲気がさ、ほら、大事だからさ。

たまご

で、卵をパラパラ入れて、待つべし待つべし。

うん、シーモンキーだね、これ。
子供の頃にちょっとだけ流行ってたけど、実はやったことなかったのよ。
もうその頃から、「やだやだ、ミーハーで」とか思う捻れたクソガキだったからさ。
ホントはこういうの大好きなくせにね。

娘はもう大興奮だ。
嫁に、「3日したら生まれる」と事あるごとに報告している。

いや、娘は大丈夫だよ、エジプトの遺産フィギュアで遊んだりしてるけど、
ちゃんとプリキュアとかも好きだから。キュアビート好きだから。

というか、この写真、なんか表面張力で卵が端には貼っついてんだけどさ。
いいの?こんな状態で。
なんか、いざ卵をパラパラすると、もうその生命は自分次第なのだという責任が重く

やだよね、こんな振り分けられ方、生存競争。
卵の時に表面張力で端にやられて乾いたからダメでした、とか。
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数ミリ尻の浮いた生き方

法事があった。

坊さんが経を上げる合間に、仏教について少し話をする。
仏教とはそもそもどういう考え方をするのか、そんな「さわり」の話。
そういう話を興味深く聞けるようになった自分に少し驚いた。

諸行無常、諸法無我、一切皆苦、涅槃寂静。
この4つの教えを四宝印といって、仏教の教えの基本的な軸になるものなのだそうだ。

簡単に言えば、「現実世界、生きていれば辛いことばっかりですよ」ということらしい。
世界は固定されておらず、変化し続けるもので、よりどころとはならないものをあてにし、心には我他彼此(自分があるために他人がある)が生じ、全てに対立的になる。
そういうこと自体が「苦」であり、よって世界は辛いことばかり、ということだ。

救いがないじゃないか、ということになるが、それを救済するのが涅槃寂静という教え。
これは、まあ、言ってしまえば「悟りを開いた状態」ということだ。
苦しんで苦しんで、悟りを開いて静かになる、それが仏教における救済ということになろう。

なんだ、自分の考えとほぼ同じじゃないか。
以前にも書いたが、ワタクシが思う大人になるということは、
「色々な事を諦めること」「様々な事に潔くなること」だ。
これが仏教における「悟る」ということなんじゃないか。
そういう風に勝手に解釈した次第。

しかし、仏教の偉い坊さんは、ドMかよというような考えを実践している。
「端からはとても楽に見えるんだけれど、実は本人はとても辛い事」
そういう事を好んで修行の対象、生き方として選択しているのだという。

「普通にイスに座ってるように見えるのに、実は数ミリ、尻を浮かせている」
そういう生き方。

少なくとも、ぬるま湯に浸かったようなキリスト教の教えよりはずっと厳しいと思う。

空気イス
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竹久夢二と小林かいち

続いた。

ビアズリーとミュシャをセットにしたがる日本人だが、似たような話を思い出した、と。
それが、「竹久夢二」と「小林かいち」だ。

ワタクシは小林かいちが好きで、絵葉書や絵封筒を集めている。
だがこれも前述の2者のように、竹久夢二と小林かいちはセットであるかのように扱われる。
「竹久夢二 > 小林かいち」という風潮があるのも、ビアズリー・ミュシャと同じだ。
てやんでいだ。

ワタクシ自身に少なからず「王道のものを王道だからという理由で嫌う」傾向があるというのは認める。
だが、純粋にビアズリーとミュシャを比べたらビアズリーの絵の方が好きだし、
そもそも竹久夢二の絵には、小林かいちのような魅力を感じない。

ちなみに両者の作品を並べてみよう。

小林かいち
小林かいち
竹久夢二
竹久夢二

これでも「似ている」というのなら、どこかオカシイとしか思えない。
「かいち」は大半の作品で登場人物の表情を描かないのに対し、
「夢二」はその表情でもって叙情を伝えようとしている。
情景を省いてシンプルに構成するのと、情景を詳細に描いて構成するのと。
で、一目見ただけでどちらがビアズリー的で、或いはミュシャ的かもわかると思う。

そう、「かいち」と「夢二」は、「アール・デコ」と「アール・ヌーヴォー」くらい違うのだ。
おおう、なんというか、ものすごく自分で納得してしまった。
な・る・ほ・ど。

あー、なんか、ごめん、満足しちゃったんで、やめる。
いやっふ~。
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ビアズリーとミュシャ

日本国内でビアズリー関連のアイテムを物色していると必ず一緒に出てくるのがミュシャだ。
ミュシャは好きでも嫌いでもなかった(興味がなかったとも言う)のだが、
ここまでしつこく「ビアズリー好きならミュシャも好きでしょ?ね、ね、どう?」とか擦り寄ってこられると、
罪もないのにミュシャが嫌いになっちまうじゃねぇかハゲ。
さらには、「ミュシャとビアズリーを比べたらそりゃミュシャの方がスゴイけど、まあ、ビアズリーもそれなりにスゴイよね」という扱いが大半なのも気に入らない。

確かに一般には、ビアズリーは知らなくてもミュシャは知っている、という人が大半だろう。
だからって「ビアズリーとミュシャなら後者の方が有名だからスゴイ」というのはどうだろう。

ま、日本人は絶対好きだよね、ミュシャ。
印象派好きなら鉄板だよね。
わかりやすいし、潔癖だし。
言い替えれば、無難で王道で面白みが無い、と。
血の滴る生首をテーブルに置く場面とか、ミュシャは描かねぇよな、うん。

ミュシャやビアズリーを扱うのならば、最低でもアール・ヌーヴォーとアール・デコの違いくらいは把握して物販してほしい。
この2者は決してセットにはならないし、そもそも両者の作品を比較することに意味はない。

「コーヒーと紅茶を比べたらコーヒー飲んでる人のほうが多いから、コーヒーは紅茶よりもスゴイ」と言っているのと同じだ。

なんというか、似たような話を思い出したので、続け。

ビアズリー
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神の領域

『ES細胞で失明状態の患者2人の視力改善』

http://www.cnn.co.jp/fringe/30005384.html

簡単に説明すると、「人体のどんなパーツにもなれる細胞(ES細胞)」を使って、失明状態の人の網膜を再生したら、目が見えるようになったよ、やったね!
ということだ。

これはスゴイ。もう手放しにスゴイ。
ここから実用化に向けて、加速度的に研究が進むだろう。
今回は失明だったが、「人体のどんなパーツにもなれる」んだから、アレにもコレにも使えそうだ。
30年後とかには、成人病ってなんだっけ?という時代が来ているかもしれない。

でもこうなってくると必ず出てくるのがアンチな人たちだ。
「神の領域に踏み込むべきではない」
なんて斜め上の意見を自信満々に振りかざして抗議するのだ。
こういう人たちにとって、自分に理解できない範囲の事象は全て「神の領域」なのだ。
神に祈って失明が治癒すればいいのだけれどねぇ。

「命の価値が変わる」という意見もある。
今回の技術が一般に広く普及したところで、おそらく命の価値は変わらないとは思うが、
この場合の「価値」がどういった意味で使われているのかわからないのでなんとも言えない。
現状、人の命が平等であるとでも思っているのだろうか。

いまさら銃を規制したって、規制に従うのは善良な市民だけ、悪人は規制されたって銃を使う。
だから銃の規制には意味がないし、だから自分たちは銃を持つ。

そういう人たちの言う「価値」とは。

神の領域
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いやっふ~

仕事中のネックウォーマー調子いい。
寒い冬にはネックウォーマー。
弱った体にネックウォーマー。

いやっふ~。



「なんとも煮え切らない相手の態度にイライラした」
とワタクシに愚痴ってきた同僚H。

そんな彼の好物は、牛のタタキに温泉タマゴをのっけたやつだ。

いやっふ~。



「パスタのアルデンテにやたらこだわるやつw」
とワタクシに愚痴ってきた同僚H。

そんな彼のこだわりは、いかにパラパラしたシャーハンを作るかだ。

いやっふ~。



「エルトン・ジョンに似てるって言われた」
とワタクシに自慢してきた同僚H。

ワタクシは常々、エルトン・ジョンは米良美一に似ていると思っている。
思っているが、思っているだけにしておいた。

いやっふ~。

いやっふ~
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アメンホテプ3世

オークションでどうしても欲しい物があり、張り切って終了1時間前からPCを立ち上げた。
動向を見守り、じっくり攻めようと画策していたのだ。

欲しいブツのページを開くと、「残り時間1分」の表示。
は?
「詳細な残り時間」をクリックすると、「残り15秒」の表示。
は?・・・え?・・・ちょ、ま・・・え?
って言ってるうちに、終了。

どうも、終了時間より1時間早いつもりが、終了時間を1時間間違えていたようで。
終了時間丁度にページを開いた、と。

落札価格も予想より安く落ちていて、心が激しく揺さぶられてしまった。
こんなに悔しい思いをしたのは久しぶりで、しばし茫然自失、やがて自暴自棄。
「ねばだ!」「ふみえ!」とか意味不明の単語を叫ぶ。

で、カッとなって、大して欲しくもないものをなんとなく勢いで落札してしまった。
あ~あ。

それが海洋堂の「大英博物館フィギュア 古代エジプトの遺産」セット。
全15種類なのだが、落札したのはそのうち9種のセット。
ものすごく中途半端だ。普段の自分なら絶対に落札しない。
まあ、安かったし、欲しかったバステトとネコのミイラは含まれていたのでよしとする。

このフィギュア、ワタクシよりも上の娘が気に入ってしまって、
中身を箱から出して、それを箱にしまって、というのを嬉々として繰り返している。

そんな娘が、アメンホテプ3世のフィギュアを見て一言。
「・・・トイレ中?」

アメンホテプ3世

ええ、もうトイレ中にしか見えなくなりました。

いやっふ~。
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ツタンカーテン

古代エジプト関連の図録を2冊購入した。
エジプトよりもインカ・マヤ・アステカの方が面白いと言ったが、やっぱりエジプトも面白い。

有名な「ツタンカーメン」は、正しく書くと「トゥト・アンク・アメン」だ。
この意味は、「生けるアメン(アモン)神の似姿」である。
実は彼、最初はアメン神ではなくアテン神という神様を信仰していたので、「トゥト・アンク・アテン」という名前だった。(前王の政治では、アテン神の唯一神信仰だった)
わはは、「ツタンカーテン」だ。
だが自分が王になるに当たって、前王と信仰が被るため、アメン神信仰に改宗したんだと。

何が面白いって、政治的理由で信仰する神様をほいほい変えちゃうところだ。
太古の昔も現代も、やってる事は大して変わっていないのだ。

人に信じろ信じろ言うやつほど、実は信じていないんだな、きっと。

トゥトアンクアメン
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秘めたる才能

残念ながら自分にはサッカーの才能はなかったが、
人間、必ずなんらかの才能は秘めているものだと思うのだ。

この世界に存在する3%の成功者達は、
自分の秘めたる才能が何なのかに気が付いた人達であり、
そしてその才能を振りかざした人たちなのであろう。

詰まるところ裏を返せば、残り97%の凡人だって、
自分に秘めた才能が何なのかが判れば、成功者の仲間入りができるってわけだ。

それがわかれば苦労はないんですけれど。

ワタクシだってもしかしたら、ピアノの天才だったかもしれない。
或いはサッカーではなく、卓球をしていたら才能が開花していたかもしれない。
運良く秘めたる才能に気づけるかどうかが全てなのだ、きっと。
だからミーハーだろうとなんだろうと、「なんでもやってみる」というのはいいかもしれない。

一番イヤなのは、「努力の才能」というやつですかねぇ。ええ。

小学生のときクラスで、画鋲を壁や天井に投げるのが流行った。
上手く投げれば、サクッとキレイに刺さるのだ。
当時クラスメイトだったN林君はこの画鋲投げが抜群に上手で、
その腕前は、壁に止まっているハエを画鋲で正確に射抜く等、神業の域に達していた。

今思えば、N林君の秘めたる才能は「画鋲投げ」だったのだろう。

「努力の才能」といい勝負だと思う。

押しピン?
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24の寓意画 #1 「花瓶」

24 Emblemata #1

そうか・・・・

おれは・・・


版木

版画を彫っていたんだな・・・。
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考え方

『節電と温暖化対策を兼ねる「薪ストーブ」が脚光を浴びる』

薪ストーブは、燃焼に伴って二酸化炭素が発生するが、
燃料となる樹木が成長過程で 逆に二酸化炭素を多く吸収しているため、
地球温暖化対策に役立つ暖房として注目が集まっている。

↑こういうものの考え方が大嫌いです。えへ。


「逆に」ってそれw


『日本は軽自動車の規格を廃止せよ、米自動車の参入障壁になっている』

米自動車政策会議は、日本独自の軽自動車規格について、
「市場の30%を占めているが、もはや合理的な政策ではない」と批判した。
日本の技術基準や、認証制度などの規制も参入の障害になっており、透明性が必要としている。
1990年代後半からの日本政府の円安誘導政策も、米国車に不利になっていると指摘した。

↑こういう自分(自国文化)を棚に上げるものの考え方も大嫌いです。うふ。


円安ってw車買う時に、アメ車と軽自動車を天秤にかけて悩んでいる人がいるとでも?
とりあえずインチとかポンドとかをグローバル化してから言えよメリケン野郎。



あとは「さかなクン」に「さん」を付けるべきか否かでマジになっちゃう人とか。
はは。

思考
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暗号トイレ

HP更新しております。



トイレで小用を足していたら、隣にやつれたおっさんがきた。

おっさんはわざとらしくため息をつき、用を足し始めた。

ワタクシはすぐに気が付いた。
おっさんの排泄音が、規則的であることに。

ジャー・ジャッ・ジャー・ジャー・ジャッ・・・
ジャー・ジャッ・ジャー・ジャー・ジャッ・・・

もしかして、これは何かの暗号、というか、モールス信号ではないか。
立ってすぐのわざとらしいため息だって、誰かに気が付いて欲しかったのかもしれない。

規則的な排泄音はずっと続いている。

おっさんは今も監視されていて、助けを求めるにはこうするしかなかったのではないか。
藁にもすがる思いでワタクシにモールス信号を発信し続けているのではないか。

ああ、モールス信号が弱くなってきた。
気付くのが遅れてすまない、もう一度、おっさん、もう一度だけ信号を!

そして気が付く。
あ、モールス信号わかんないや、おれ。

手洗って出た。うん。

暗号
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三大奇書 #4 「アフターマン」

生物系三大奇書、最後の一冊は『アフターマン』だ。

アフターマン1

原題「After Man」の通り、コンセプトは人間が滅亡した後、5000万年後の世界を闊歩する動物達を考察することになっていて、変化した地球環境に進化という対応をした動物達を、その環境ごとに紹介する図鑑形式を取る。

なぜ人間を滅亡させたかについては、後に著者自身が、
「人類が残ったままだと環境への影響力が大きすぎる為に、進化に対する考察が困難になる」
と説明していることから、かなり真面目に考察している(失礼)ことがわかる。

子供向け図鑑という形式を取っているので、3冊の中では最も読みやすいと思う。
読むと言うよりも眺めて楽しむ感じだ。

アフターマン2

こうなってくると気になるのが、「人類が絶滅しなかった場合の5000万年後の動物」だろう。
実はこちらも同じ著者が作品化しており、「マンアフターマン」という書籍として発表されている。
まあ、それはまたいずれ。

で、この「アフターマン」には、他の2冊と決定的に違う点がある。

冒頭、動物達の進化と分布に関する考察がしっかりと書かれていて、それらをしっかりと踏まえた上で、本書は全て仮想であることを前提に楽しんで欲しい、とある。
他の2冊がどこにも「これは想像・仮想現実である」と表記されていない事と対照的である。

ちなみに著者と専門家がチームを組んですべてCGで表現し、「フューチャー・イズ・ワイルド」という題で映像化もされている。
日本でも放送されたりしているので、興味のある方は是非。

個人的には「平行植物」を映像化して欲しいな。
頑張れ、ディスカバリー・チャンネルとかそのへん。
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三大奇書 #3 「平行植物」

「鼻行類」に続く次の生物系三大奇書はこれ。

平行植物1

レオ・レオーニ(著)『平行植物』

「鼻行類」が生物学の論文のパロディだったのに対し、「平行植物」は民俗学論文の風味が強い。
三冊の中では最も科学的な色が薄く、非現実的、非論理的な論旨が目立つ作品である。

まずもって気になるのは、平行植物の「平行」とはそもそも何かということ。
一言で言うならば、「人間の知覚外」ということになろうか。
平行植物は特有の「平行色」(無理矢理に可視化するならば黒)で、「非実体性」「超現実性」を備えている、便宜的に「植物群」であるとされているもののことである。

その種類も豊富で、「触れると粉と化す」「月光下でのみ視認できる」「遠近法が通用しない」「夜にしか現れない」等、バラエティ豊富。
また二次的な副産物として、「平行昆虫」(平行植物に寄生する昆虫等)も紹介されていて、単純に読み物として面白い。

平行植物2

幻想博物誌には動物を扱う物が多く、植物に特化しているというだけでも十分に価値のある本だ。

ちなみに三冊の中でワタクシが一番好きなのも、この平行植物だ。
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三大奇書 #2 「鼻行類」

現代の生物系三大奇書、まずはこれ。

鼻行類1

「鼻行類」だ。

南太平洋に浮かぶハイアイアイ群島。
閉塞した環境で独自の進化を遂げた生物、それが鼻行類である。

鼻行類は鼻を歩行や補食に使う。
滑りやすいハイアイアイ群島で、鼻で体を支えたことから進化したのではないかとされている。
また、鼻の進化も多種多様で、粘着力のある鼻汁で肴を釣り上げたりする鼻行類も確認されている。

鼻行類2



まあ、その道のプロが本気で嘘を書くんだから、そのリアリティは半端ではない。
そういうのを楽しむ本だ。
古い詩の引用から始まって、核実験による島の滅亡(これにより鼻行類は絶滅)という結末までを学術論文という形でまとめているが、その展開はそこらの映画にも引けを取らない。

面白いのは、ホンモノの学術書の中で鼻行類が取り上げられ、(それが虚構であることには一切触れず)「鼻行類の標本がない為にその存在を証明することができず残念だ」という話を大真面目にしたり、とある博物館で一時展示されていた鼻行類の剥製(もちろん作り物)について「その時に解剖を依頼すればよかった」と悔やんだりしている、というエピソードがある。

昨今のお笑い芸人達の押しつけがましい「内輪ノリ」にはウンザリだが、鼻行類のような本当に自分たちだけで楽しんでいる「内輪ノリ」は大好きだ。
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三大奇書 #1 「概要」

現代における三大奇書といえば何か。

「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」「虚無への供物」という三大推理小説か、
中国の「西遊記」「三国志」「水滸伝」を思い浮かべる人がほとんどであろう。

そこで今回は、一般にはあまり知られていない、生物系三大奇書を紹介しようと思う。

・鼻行類
・平行植物
・アフターマン

現代の区分けだと、それぞれ生物学ではなく、いわゆる「空想科学」というジャンルに振り分けられてしまうこれらの書物であるが、「空想科学」というものが現代の科学とはまったく異なったものであるかというとそうではない。

詳細なジャンル分けがなされた現代では、科学と文学は相反するものと捉えがちであるが、文学を「想像力の芸術」とするならば、文学を借りる科学というものが存在し、またその為に科学を借りる文学が存在することもわかると思う。

古くはケプラーやアインシュタイン、ポーやジュール・ヴェルヌの作品を、「科学書」としてではなく「文学作品」として読んでいる人が大半である、という事実がそれを証明していると言える。

この辺りの詳細は、荒俣宏の「理科系の文学誌」で説明されているので、ここらでやめる。
とにかく、人類が宇宙へ行ったのだって、元を辿れば「幻想科学」だったのだ、ということ。

現代の生物系三大奇書はいずれもフィクションではあるが、それぞれが異なる主旨で文章を構成している為、バラエティに富んでいる。

「鼻行類」は生物学の専門書、「平行植物」は民俗学の専門書、「アフターマン」は子供向けの図鑑を、それぞれ本気でパロディ化したものであり、その完成度はとても高い。

例えば本文に挿入される挿絵。
途中、絵のタッチがたまに変わったりするのだが、これは実際の学術論文のように、どこかから引用してきたという感じがよく出ていて、思わずニヤついてしまう。

これらの本にはホンモノの専門家が多く関わり、作者自身も学者であったりする。
大人が本気でふざけるとどうなるか、という見本のような書物であるが、ここでもやはり、科学と文学は相反するものではないという証明がなされているように思えるのだ。

それではいよいよ書物を紹介していくわけだが、よし、続け。

理科系の文学誌
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寝れば治る

ああ、背中が痛い。


風邪は治った。
というか、無理矢理治した感じだ。

薬を飲んで、とにかく寝た。
まったく眠たくなかったが、それでも無理矢理に寝た。
途中で目が覚めても、お茶だけ飲んですぐ寝た。
余りに寝過ぎて腰が痛い。
それくらい寝た。

風邪なんぞ、寝れば治る。ふん。
まだまだ若いぞ、おれ。
負けるなおれ。
頑張れおれ。

風邪を引いたのが土日でよかった。
休めないからね、今の仕事。
土日で無理矢理治すしかないのさ。
世間の社蓄さんの気持ちが少しわかったよ。

まあ、ブログ更新してるだけ、まだ余裕がある。
体はダルイが、もう寝たいとは思わないくらいには、余裕がある。

寝れば治る
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流行性感冒?

諸君、パブロフの猫ではダメだし、シュレディンガーの犬でもダメだろう。



ああ、これはやはり風邪なんだな。

自分の場合、風邪を引いたなって自覚できるのは、いつも朝目覚めたときだった。
ちなみにワタクシは「喉から派」です。
それはいい。

今回は、起きている時に風邪を引いた。
つまりどういうことかというと、

いつも以上にぐったり疲れて帰宅。
するとまずなんとなく喉が痛くなってきて、
そうこうしているうちに腰とか肩とかが痛くなって、
猛烈な寒気に襲われ、足が鉛のように重くなり、筋肉が膨張した感じで、
しまいには手の指の関節1つ1つが痛くなっていくという、

リアルタイムに「ああ、今風邪に冒されているのだな」というのがわかるのだ。

今回、「仕事で疲れすぎて体を壊す」というのを人生で初めて体験した次第。
あの話は都市伝説ではなかったのだな。

とりあえず、インフルエンザでなければよしとしよう。
やれやれ、体痛い。

風邪
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ルバイヤート

また紙物で恐縮だが。

ルバイヤート

ほぼジャケ買いと言っていいが、ルバイヤートに興味がなかったわけではない。
ルバイヤートとは、11世紀の詩人「オマル・ハイヤーム」の四行詩集のこと。

ルバーイ詩形はペルシア語の詩形の一つとして独自に発展したもので、
4つの半句と対句から成り、ルールに従って韻を踏みながら起承転結させるという、
感覚的には日本の俳句に近い詩であると言えよう。

もちろん「韻を踏む」という部分については母語でなければ理解できないものなのだろうが、
和訳されたものでも、美しい挿絵とともに雰囲気酔いすることは十分にできる。

ロナルド・バルフォア

ワタクシが購入したルバイヤートの挿絵は、ロナルド・バルフォアのもの。
ビアズリー的ではあるが、また違った趣があり、興味深い。

詩の内容にはあまり心を動かされないが、「四行詩」という括りはとても面白いと思う。
日本でなら、ぜひ村上春樹あたりにやっていただきたいものだ。
きっといい雰囲気のものが出来上がると思う。

だいたい、「恐縮ですが」なんて言う時にはおおよそ恐縮なんてしていない。
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なんか、なんか

ニュースかなんかで見たのだが、なんかの映画の試写会かなんかで、なんか出演者の一人が変装して、客にバレないように入り口でチラシかなんかを配ってた、っていう、なんかサプライズっぽいのをやってたらしい。

↑ツイッターの情報って、概ねこんな感じだよね。
それはいい。

オダギリジョーが出ている映画の試写会だったが、そこでサプライズのタネ明かしをするんだ。

司会者「お客さまはみなさん入り口でチラシを受け取ったと思います。みなさん気が付いてなかったようですが、実はチラシを配っていたのは、この方でした!」

で、満を持して登場したのが、KARAのナントカいう子。
んでんで、その子も「誰も気付かなくて、大成功でした」とか言って笑ってるんだけどさ。
もう、なんというか、アレだ、その・・・

よく似た話で、オウムの平田容疑者の話もある。
出頭した平田に対する警官の対応が軽率ではないかと問題視されていた。

これがワタクシなら、手配書の横に並んで立たれても、
「ああ、ホントだ、よく似てるねぇ」としか思わないだろう。
よもや本人だなんて思うか?思わないねぇ。
いや、別に件の警官を擁護するわけではないけれども。

街で偶然見かけた人を、手配書の写真と照らし合わせて「もしかして」なんて通報できる人って、
自分とは頭の構造が違いすぎてよく理解できない感じだ。

なんか、なんか・・・なぁ?

ブレイク?
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ビアズリーのタイルボード(?)

やあ、なかなかいいものを手に入れた。
久々にソリッドなモノを紹介できるぞ、諸君。

ビアズリー

オーブリー・ビアズリーの作品の中では有名な、「孔雀のスカート」(The Peacock Skirt)。
オスカー・ワイルドの戯曲「サロメ」のためのイラストだ。

メジャーな作品なので、ポスターやリプロダクションが抱負に出回っているのだが、
今回入手したコレは些か趣が異なる。

木製ボード(ベニヤ)にタイル?のようなものを貼り付けており、そこに絵柄がプリントされている。
全体に細かくヒビ割れしているが、それがモザイク画のようで趣深い。
複製品で中古ということらしいが、年代もよくわからない。

想像でしかないが、ヨーロッパで多く出回った、割と安価な装飾品の類ではないかと踏んでいる。
タイルなので、風呂場に飾る装飾額かもしれない。
本当に想像でしかないが。

こういう商品をなんていうのか、分かる人募集。
色々検索してみたけど、引っかかってこないんだ。
ちなみにサイズは40cm×30cmくらい。

オークションで超格安で入手できたので、価値などどうでもいいというのが本音。
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カツオは聡明

バロンドールだぜ。すげぇ。




こないだのサザエさんスペシャルで、タマのエピソードがあった。
人間の言っていることを理解し、行動しているフシがあると。

それに対してカツオが、
「猫は犬よりも頭が悪いのに、そんなことあるわけないじゃないか」
という趣旨のセリフを言っていた。

それを聞いていたタマに嫌われてしまう、という内容なのだが、
ワタクシの中でのカツオはもっと聡明なキャラで、こんなことは言わないと思うのだ。
事実、アニメ版のカツオは「ただのお調子者」というポジションに甘んじているが、
原作版のカツオはもっと頭のキレる聡明な男子で、大人と対等にやりあうのだ。
アニメ版での位置づけが残念でならない。

原作版のキャラを踏襲するならば、上記のセリフはワカメが吐いてこそ相応しいものだ。
それを聞いたカツオが「タマは人語を理解している」という具体例を身を以てワカメの前で示し、彼女に悟らせるというのが正しい流れではなかろうか。

実際に犬と猫、どちらが頭がいいかというのは、この場合の「頭がいい」とはどういうことかの定義づけから始めなければならないので、思ったよりも大変な作業に


おれは一生懸命に何を言っているんだ。

タマ
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書けと言われても

アルバムの最後に、10分弱のやたら間延びした曲を持ってくるようになったら末期。


もう少しで3.11震災から一周年になる。
阪神・淡路の震災からは17年か。
きっと様々な特番やらイベントが企画されているのだろう。

各地の学校では、「震災について思ったことを書け」という趣旨の作文を書かされるだろう。
阪神・淡路の震災の時、自分は中学生だったが、作文を書かされたことを覚えている。

正直、困った。
大人でも書く内容に困るんじゃないか。
香川は震災の影響がほとんどなかったが、だから書けないのではなく、震災の影響が強いほど書けなくなるのではなかろうか。
逆にスラスラと書いてしまう人はちょっとどうかと思ってしまう。

もちろんそれなりの感想は持っているし、文章として残しておいたほうがいいような気もするが、上手く書ける自信はない。

これはもちろん、「自分事」ではなく「他人事」としてならいくらでも書けるということだ。
「大変だなと思いました」「可哀想だなと思いました」「理不尽だなと思いました」
でも、そういうことではないと思いたい。
作文を課題として出す学校側の意図がどうであれ、だ。

震災と猫

アルバムの最後にシークレットトラックを設けるのもやめてほしい。
CD読み込んだ瞬間に、「トータル86曲」とか表示されて、ぎょっとするよりも「やれやれ」。
詰まるところ全12曲+シークレット1曲で、13曲目から85曲目は無音とかね。
イライラしかしない。大事なので2回言いますよ。イライラしかしない。
どうせiPodに取り込む時にトラック13~85は消すんだからさ。
それを作品として出すレーベルの意図がどうであれ、だ。
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でっきるっかな♪②

青
赤

一晩でこんなもん。

はい、正解は尿素の晶析実験でした。
ちなみに青やら赤やらは水性ステインで、純粋な尿素の結晶は乳白色。

正直、もっとモコモコになるかと思っていたが、そうでもないな。
単純に、溶液の量が少ないだけだろうと推測。
では、レシピ。

① 尿素をぬるま湯に1:1で溶かす。(尿素の溶解度的にはまだ飽和ではない)
② 食器用洗剤を①の溶液100mlに対して5~10滴入れる。
③ 同じく洗濯のり(PVAのもの)を①の溶液100mlに対して2ml加える。
④ 泡立てないようによく撹拌する。
⑤ ペットボトルのフタ的なものに、完成した溶液を適量入れる。
⑥ 芯になる紙(濾紙、和紙、コーヒーフィルター等)を円柱状にして、フタに立てる。
⑦ 待つべし待つべし。

コツとしては、円柱状の芯の上端を、イソギンチャクのように短冊状に切り込みを入れること。
色を付ける場合は、水性のペン等で短冊イソギンチャクを塗る。

クリスマスに売られている、「マジックツリー」とかいうツリーの葉が一晩で生えてくるってのが同じ原理だと思うんだけど、確認したわけじゃないからシラネ。

尿素はガーデニングやってる人ならおなじみ、肥料として売られているので、その辺で入手できる。
どれもこれも安全な物ばかりなので、小さい子供も楽しめるぞ。

ヴンダーなアイテムとしても、まあ、ギリギリ・・・いけるか・・・。

ではまた来週!
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でっきるっかな♪

できるかな

でっきるっかな♪でっきるっかな♪さてさてフフ~ン♪

この状態で一晩待ちます。


もったいぶってもしょうがないのでコレが何か説明すると、
あ、でもやっぱりもったいぶろう。
もったいぶるほど珍しいもんでもないですが。

当時、「できるかな」は一番好きな子供番組だったなぁ。
なんて思っていたら、自分の子供も「作ってワクワク」が大好きな子に育ちました。

うむ、くるしゅうない。


できてもできなくても、続け。
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おみくじ懐古主義

続いた。

で、やれやれと思いながらもおみくじを引くことにした。
どれでも¥100だ。
娘は「こどもおみくじ」でいいが、自分はどうしよう。
「金運みくじ」と「運勢みくじ」だ。
金運に特化したおみくじというのも気にはなったが、(ここは商売の神様であるらしい)
結局は無難に「運勢みくじ」を引いた。ええい、うるさいうるさい。

結果は大吉だった。
ツマラナイ。
ここんとこ10年くらい、毎年のように大吉だ。
「もう、何やっても大丈夫!自信もってやれば万事うまくいくから!やったね!」
としか書いていない。ツマラナイ。
「失せ物?出てくる出てくる!待ち人?そこまでキ・テ・ル(はぁと)引っ越し?Youやっちゃいなよ!」
ツマラナイ。
大吉で喜ぶなんて小学生までですよ。

過去一度だけ大凶を引いたことがあるが、すごく嬉しかったのを覚えている。
書いている内容も、もうボロクソに言われて、笑える。
で、途中ちょっと慰めてくれたりしてね。

ちなみに娘は「吉」だった。
うらやましい。
薄ら笑いのおっさんがおみくじを開いてくれたが、「吉か、まあまあってことや」と娘に言っていた。
うらやましい。

で、家帰ってからゆっくりとおみくじを見てみたわけだが、
娘の引いた「子供おみくじ」の中に驚愕の文章を発見した。

子供おみくじ

なぜ「ともだち」の欄だけカタコトなのかも気になるが、最も驚嘆すべきは「べんきょう」欄だ。

マイコンて。
もいっちょ、
マイコンて。


何年前のおみくじだよ、コレ。
いや、これが100年前とか、そんくらい古かったらまた話は変わるけど、
ここまで中途半端に古いともう、なんだ、アレだ、だからこういう部分にカネをかk(ry
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成金神社

1月3日、近所の宇佐八幡宮へ遅ればせながらの初詣。

家から近いので、上の子を乗せて自転車で出発。
10分ほどで到着するが、すでに両足がパンパンに。
いや、ほんとアップダウンの激しい道で。
ホントだって。

神社は去年か一昨年に本殿を改装したばかりで、ピッカピカのキラッキラだ。
ああ、儲けているんだな、という印象しか持たない。
もう少し厳かに改装できなかったものか。

娘と二人でおみくじを引いたのだが、これも、なんというか、味気ないというか。
アクリルの箱が3つ置いてあって、中におみくじが入っている。
それぞれ「こどもおみくじ」「金運みくじ」「運勢おみくじ」と書いてある。
で、¥100ショップで売ってるような木のトレイが置いてあって、
そこに勝手に代金を入れて、勝手に引いていけってスタイルだ。
そんな客任せなスタンスのくせに、おみくじのアクリルボックスの横には万引き防止の為か、気持ち悪い薄ら笑いを浮かべたおっさんが一人張り付いていた。

やれやれだ。

おみくじって、もっとこう、古びた木のクジをワサワサ振って、出てきた番号を申告して、巫女さんに手渡してもらうのがいいんじゃないか。
なんだよアクリルボックスって。
儲けてんだから、本殿を金ピカにするのもいいけど、こういうところに金を使えよ。
現代の神社的な施設って、雰囲気が最も重要だと思う。
客の大半はそういう雰囲気を楽しみたい人たちではないか。
金をかけるなら、そういう部分に投資すべきだ。
成金趣味の本殿なぞ、陰口を叩かれるのが関の山だろう。

うん、思ったより引っ張れるぞ、初詣の話。
よし、続け。

神社猫
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電子書籍の話2

続いた。年またいだ。もはやどうでもいい感じがするが、前回の話はコチラ。

電子書籍に反対する作家に対し、電子書籍に積極的な京極夏彦が良いこと言ってた、と。

京極夏彦というと、和服にレザーグローブ装備のちょっとトンでるおっさんという印象かもしれない。

で、電子書籍は商品としてどうあるべきか尋ねられると、
「紙の本のまねをしないことが大事だ」と答えていた。

一般人はどうしたって電子書籍を既存の本の延長としてしか想像できないが、そういう事ではないよ、と言いたいのだと思う。

「昨年の段階では勘違いの人が結構いて、『紙の本の質感そのままです』といっていたが、それなら紙の本を買えばいい。縦組みがいいのか横組みか、背景の色はどうするのかなど検討部分は山ほどある。どう読ませるかが大事で、文章の読みやすさを含めた見せ方を考えていかないといけない」

電子書籍ならBGMやSEを流したりできるぞ、みたいな安易なアイデアしかないようでは、電子書籍の未来は暗いと思う。

今後、電子書籍にどう取り組むつもりか尋ねられると、
「要請があれば、電子書籍に特化した作品を書いてみたい。例えば、同じ文章でも、漢字検定3級、4級と級ごとに漢字の量が変わるとか(笑)。こういう紙の本では絶対できないアイデアがいくつか出てきて、『書いてください』といわれたらやる気が出る」

まあ、なんだ、アレだ、漢字検定の件はスベリ倒しているが、東野圭吾よりは好きだよ、京極夏彦。

日本ではまだまだモメるであろう電子書籍。
だが個人的には、実際に電子書籍を端末で読んでみて、
「ああ、これはダメだ、30分で目が限界」「想像以上に端末が重いぞ」
と思ってしまったワタクシには関係ないのかもしれない。


いやまあ、京極夏彦の本は端末以上に重たいんだけどさ。

京極夏彦
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後から思えば

キムタクはタマホームで家を建てたりはしない。


動物園へ行ったあと三越へ行ったら、これがすごい人出で、車を停める駐車場に困った。
そういや去年も正月に動物園行ったな。
動物園も混んでいたが、三越はそれ以上の混みようだ。
他に行くとこねーのかよ。

自分を棚に上げるとはこういうことです。

で、しょうがないから近くの立体駐車場に入れようとしたら、駐車場の係員がこちらに向かってフライングクロスチョップ腕をバッテンにして、首を振っている。
「満車」のマークは出ていない。

何事かと窓を開けると、
「エクシーガ無理なんです!オデッセイならいけるんですけど・・・」
と係員。

なんか、アレだ、ほら、よくわからないけど、なんとなくオデッセイに勝った気がして、にこにこしながら、「あ、そうなのw」とか言ってバックした。


この場合、勝敗でいうと完全に負けているよね。
後から思えば。

三越猫
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正月の動向

正月の動向をこまごまと。

年明けうどん?いや、ワタクシは雑煮食べましたが。
今食べたいものは、ココイチのカレーですが。


元日に「ゆめタウン」行ったら、学生の書き初めがたくさん飾ってあった。
ワタクシが最も印象に残ったものは、「ラブ注入」です。
あと、書き初めを英語で書いちゃうやつは根本的に間違っていると思う。


新年の抱負に「自分探しの旅」を掲げる人が実在するという驚愕。

自分探しの旅に出る話はチラホラ聞こえてくるけど、
「自分を発見して帰ってきた」という話を聞いたことがないワタクシです。


「もっと外出する」を今年の抱負に掲げたワタクシが言うのもなんですけどね。

驚異の部屋を充実させる為には、もっと積極的に外出しないといけないと痛感した次第。
とりあえず、動物園行く。

えー。

書き初め
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Author:四猫庵
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「カカンキンコン コンキンカカン」

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