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弦楽器を製作しているはずです。 

驚異の部屋に時計はあったか #5

さて、では同じ18世紀初頭、時計はどういう感じだったかというと。

フランスとイギリスで大きな時計メーカーが誕生し、
主に男性(中流階級以上)が懐中時計を携帯するようになり、
その小型化、精度の向上に向けて、日進月歩で開発が進んだ時代。

イギリス18世紀初頭の懐中時計フランス18世紀初頭の懐中時計


左はイギリス、右はフランス製の懐中時計。
今は使わない、バージと呼ばれる古い脱進機を使っていたことから、バージ時計とも呼ばれる。

その時代の先進的な物ではあったが、そこそこの庶民なら手に入る時代だったのだ。
現代ならば、アイパッドやスマホという、先端的なガジェットがそれに当たるのだろう。
そう考えると、合点がいく。
何に合点がいくかって、驚異の部屋と時計についてだ。

17~18世紀、いわゆる過渡期から衰退期における驚異の部屋の画像を見ても、やはり時計というオブジェクトは登場しない。
せいぜい古めかしい象牙のサンダイアルや、砂時計がいいところだ。

「物品で世界を表現する」というのが驚異の部屋の第一命題だ。
現代でその精神をもって驚異の部屋を構築しようとした場合、キャビネットにアイパッドを飾るだろうか。
珊瑚や骨格標本や動物の剥製に混ざって、アイフォンを飾り立てたりするだろうか。

つまり、当時の時計というものは、そういう存在だったのだろう、と。
先進的すぎて、驚異の部屋の本質とはほんの少しかけ離れてしまうのだ。
それ以上に、「実用道具である」という要素が強かったのかもしれない。
すでに当時の時計は、驚くべきものでも、誇示するものでもなくなっていたのだ。

もちろん、今、上の画像と同じ時計が入手できたのなら、現代の驚異の部屋では素晴らしいアイテムとして迎えられるだろう。
ジャンルはもちろん、アンティクイタスだ。



驚異の部屋と時計に関する考察は、現段階ではこれで一応の幕とする。
まとまったようで随分とバラけた特集であったなという自覚はある。
実際、自分の頭の中も依然ほどよくバラけた状態であり、一向にまとまらない。

つまるところ、じゃあニキシー管時計はどのジャンルに振ればいいか、それすらも定まらない状態だ。
スキエンティフィカ?アルテファクタ?アンティクイタス?

そうは言いつつも、暗闇に浮かび上がるぼんやりとしたニキシー管のオレンジの光を眺めていると、一抹の満足感と達成感を得られたので、まあよしとする。

ちなみに驚異の部屋と時計に関する考察は、素人がロクな専門知識も持たず夢想しただけの内容なので、あまり真に受けぬようお願いしたい。
ソース出せとか言うな。
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驚異の部屋に時計はあったか #4

当時の驚異の部屋の物品は、現代とは一線を画する独特なジャンルで分別されていた。
ナトゥラリア(自然の物)、ミラビリア(珍奇な物)、アルテファクタ(人工の物)、スキエンティフィカ(科学の物)、アンティクイタス(古代の物)、エクソティカ(外来の物)。
現代人からすれば、かなり戸惑う分け方である。

サンダイアル

センターには象牙細工の塔に巨大なオウム貝。
アルテファクタとナトゥラリアを代表するアイテムだ。
左上にはシャレコウベ、右下にサンダイアル。
この2つを対角に配置することで、メメント・モリを表現している。
機械式時計ではなく、おそらく象牙で出来ていると思われる日時計だ。
反対の対角には血色珊瑚と、瑪瑙の原石か巨大な琥珀だろうか。
これもミラビリアの代表で、海の物と山の物で対角に配置しているのだろう。
で、両サイドと残りのスペースに、アンティクイタスやエクソティカというジャンルの物が配されている。

この画像を見る限り、1つのキャビネットに驚異の部屋全ての要素を詰め込もうとしているのがわかる。
これはいわゆる黎明期の傾向ではなく、驚異の部屋の過渡期から衰退期にかけての傾向である。

貴族の持つ贅を尽くした蒐集の趣味は、やがて庶民に広まる。
驚異の部屋の本質、つまりは物品で世界を表現する事を、貴族達が1部屋丸ごと使用していたのに対し、
庶民は部屋の一角の小さなキャビネット1つに納め表現しようとした。

圧倒的な物量をもって蒐集されるのではなく、キャビネットというごく小さなスペースに収納しなければならないので、その品物は厳選に厳選を重ねられることになる。

また、庶民であるが故に、あまりに高価であったり、貴重すぎるものは蒐集されなかっただろう。
或いはスペースが限られているので、全要素を集めることは諦め、いずれかのジャンルに特化した物品のみを蒐集する人もいた。
動植物なら動植物だけ、絵画なら絵画だけ、個人の好みでそうやって細分化されていって、これが結局、現代の博物館や美術館に通じるわけだが、その生真面目な空気が張りつめた空間からは、笑いやユーモアといった類のものが排除されてしまったのだ。

さて、前置きが長くなったが、全盛期を過ぎ、過渡期、衰退期(17~18世紀初頭)を迎えた驚異の部屋の概要は以上のような感じである。

実は、当時の驚異の部屋の画像というのは、持て余すほど出回っていない。
写真などなく、絵か文字として残すしかなかったので、絶対数が少ないというのもあるが、
現代のインターネットのようなインスタントな世界の中では、わざわざ古い文献を漁ったりはせず、
すでに出回っていて容易に手に入る、代表的なお決まりの画像が世界中で使い回されている、というのが現状だ。

そういう、厳選された画像のみが使い回されているというのは、まさしく過渡期の庶民の驚異の部屋の様相ではあるが、庶民に驚異の部屋が広まるというのは、インターネットの普及に似た事象でもあったのだろう。

その事実が何を意味するのか、当時の時計の普及と共に、もう少し考察しなければならないと思う。
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複製画?

この際だから言っておく。
どの際だかよくわからないが、今言っておかないともう一生言わないだろうから言っておく。

「機関車トーマス」はどこを見ても気持ちが悪い。



オークションで、歌川国輝の版画複製画を4枚落札した。

体内十界之圖
体内十界之圖
懐妊の心得
懐妊の心得
妊婦炎暑戯
妊婦炎暑戯
父母恩知圖
父母恩知圖


オークションの説明では、全て歌川国輝の作品になっているが、
父母恩知圖は、歌川国輝ではない。(歌川芳虎 画)

さらに、「和紙に貼り付けた複製画」とあったが、なんのことはない、
ネットで拾った画像を安い光沢紙にインクジェットプリンタで印刷して、
100円ショップで買った和紙風の紙にのり付けしただけの粗末な代物だった。

せめて、せめてもう少し解像度をなんとかできなかったのかとか、もうそういうレベルの素人の手作り感溢れる物で、余りにチープすぎてゲンナリするよりも笑いが込み上げてきてしまった。
ただ、これを複製画って書くのは問題がある。これではただのコピーだ。
美術用語での複製画は、もっとちゃんとした技術をもって復元された画のことを指す。
この出品者、そのうち叩かれるかもしれない。

評価欄を見ると同様の指摘が書き込まれており、結局はワタクシの確認ミスということで、評価は「非常によい」にしといてやった。
悪い評価付けて揉めるのもメンドクセェだけだし。

安かったのでいいですよーだ。
ただの負け惜しみですよーだ。

負けてねーよ。

やれやれ、もう何年もネットオークションでトラブルなんてなかったから、油断していた。
評価数だけ見て、評価欄は見ないとかね。
自戒せねば。
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じゃあ、間をとって

誰かと誰かが揉めていると、決まってそれを仲介しようとする人種が現れる。
そういう人が好んで使うセリフが、「このままだと平行線」と「じゃあ、間をとって」だ。

これはうちの幼稚園ではなく、よそのお話だが。
幼稚園の放課後、1時間ほど園庭を開放して、遊んで帰ってもいいようになっている。
もちろんすぐ帰ってもいいし、ちょっと遊んで帰ってもいい。
そんな中、遊んでから帰るグループの親から、こんな意見が出た。

「放課後、幼稚園の門が開いている。子供が飛び出すと危ないから閉めてほしい」

一般的な常識を持つ人なら「コイツ何言ってんだ」で済む話である。
もちろん「すぐに帰る派」からは文句が出る。

「帰る人もいるのだから、門は開けておいて然るべきだ」
「そもそも門から飛び出すという時点で、親の監督不行届、親の責任ではないか」

正論すぎて涙が出そうになる。
出そうになるが、自分のことしか考えられない「門を閉めろ派」の親は暴れ出す。
そして登場する園長先生。
まあ、この人が冒頭の「好んで仲介しようとする人種」なのだ。

「このままだと平行線なので、じゃあ、間をとって」
そう言った園長先生が提案した内容は。

・今の半分だけ開ける
・雨の日は遊ばないので開けておく

一般的な常識を持つ人ならば、もうすでにイライラしてしょうがないだろう。
なぜ「飛び出しは親の自己責任。園は関係ない。放課後、門は開けます」とハッキリ言わないのだ。

この「間をとって」を好んで使う人の、「間をとれてない感」が果てしなくイライラする。
そ・う・じゃ・な・く・て!と叫びたくなる。

数年前、車を車検に出して、戻ってきたらリアバンパーにガッツリ傷が付いていた。
車検に出した店に文句を言ったら、最初はとぼけていた。
「やった」「やってない」で不毛な言い争い。
しかしこちらの持つ状況証拠を次々と突きつけたら、やや態度が軟化した。

店員「もう平行線ですよ。じゃあ、間をとって、こうしましょう」
自信満々に続けて言い放ったセリフは、
店員「リアバンパーの修理代金、折半ということで!どうですか!」

そ・う・じゃ・な・く・て!

夜と朝の間に
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驚異の部屋に時計はあったか #3

続いた。
驚異の部屋と時計の話。

15世紀、驚異の部屋黎明期は、機械式時計黎明期でもある。
恐らく貴族達は好んで時計を買ったであろうが、果たしてどういう形で驚異の部屋に関わったのか。

手持ちの資料が心許なさすぎるという事実を加味した上で、結論。
貴族の作る黎明期の驚異の部屋には、時計は無かったのではないか。

いくら探しても、時計が飾られている描写がないのだ。
古今東西、様々な珍品・奇品が並ぶ中に、時計と思われる物を見つけることが出来ない。
砂時計や日時計はチラホラ見られるものの、機械式時計は皆目見当たらないのだ。

詰まるところ、「時計を時計として使用するための時計がない」ということだ。
砂時計や日時計は「時間とは有限である」というメメント・モリに通じる表現の一つに過ぎず、
決してこれで時間を計ろうと思って納められたものではない。
事実これらの時計は、シャレコウベなんかとセットにされて展示されていることが多い。
(驚異の部屋的なディスプレイを目指している人は参考にされたし)

砂時計と骸骨

小宮正安 著:「愉悦の蒐集 ヴンダーカンマーの謎」の中に、こういう記述がある。

「ヴンダーカンマーは、リフレッシュとリセットを主にもたらす遊びの空間だった」

もはや皆まで言うまい。
まさしく「時間を忘れて」楽しもうという空間に、時間を計る道具など不毛なだけだ。

もちろん様々な趣向を凝らした機械時計が貴族の好むアイテムであろうことは間違いないだろうが、
それが驚異の部屋に展示されることはほとんどなかったのではないか。
おそらくは驚異の部屋ではなく、応接室や客間なんかに燦然堂々と飾られたのだろう。

というのが、黎明期の驚異の部屋と時計に関するワタクシの考察である。

しかし、それ以降変化していく驚異の部屋で、最後まで時計は不要な物だったのかどうか。
その辺りはまた考えなければならないことであると思う。

今はまだ頭の中がごちゃ混ぜの状態なので、少し整理してからまた記そうと思う。
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鷽かえ神事

驚異の部屋と時計についての考察は一寸お休み。

毎年4月24日は、滝宮天満宮でとある神事が催される。
それが「鷽かえ神事」(うそかえしんじ)である。

滝宮天満宮はいわゆる太宰府系列で、ということは菅原道真に縁のある神社となる。
言葉はアレだが、「全国展開している大手チェーンの定番神社」と言えば分かりやすいか。

大手チェーンの神社は、祭事や神事を暦通りに執り行う傾向が強く、
土日・祝日関係なく平日に開催したりする。
商売っ気がなくてアレだが、まあ、早い話、仕事を休んで参加してきたぞ、ということだ。

朝10時からということで、少し早めの9時半に現地到着。
境内に着くと、拡声器を持った職員が「10時から鷽かえ鳥を配布する」とアナウンス。
適当に待機していた場所から列が延びていき、知らないうちに行列のかなり前に。ラッキー。

鷽かえ鳥

↑これが鷽かえ鳥。
配布というものの、実際は一体700円出して購入しなければならない。
手作りだと言うが、この粗末な像に700円も出さなければな

鷽かえ鳥と一緒にくれるポケットティッシュにはクジが入っていて、それによって賞品がもらえる。
ハズレ、6等ティッシュ一箱、5等洗剤かラップ、4等バケツという素晴らしいラインナップ。
ワタクシは見事に6等のティッシュが当たりましたよ。ふん。

鷽かえ鳥の配布が終われば、いよいよ鷽かえ神事が始まる。
「かえましょ」いきなり知らないおばちゃんに詰め寄られる。
「はい、かえましょ」と、自分とおばちゃんの鷽かえ鳥を交換する。
こういう調子で、参加者とランダムにガンガン交換していくのだ。

平日の日中なので、やはりお年寄りの参加者が大半を占めていたが、
こちらから「かえましょ」と持ちかけたときの、お年寄りの嬉しそうな顔が何とも言えない。
「あらヤダ、こんなイケメンとなんて嬉しいわ」みたいなことを言うばあちゃんもいる。

「かえましょ」「かえましょ」と言い合いながらの交換作業は1時間も続いた。
参加しているとなかなか楽しいのだが、客観的に見ると異様な光景かもしれない。

さて、クジの1~3等はというと、実はこの「かえましょ」という行為がすごく重要になる。
というのも、鷽かえ鳥の像に貼られた番号が抽選番号になるのだ。
ワタクシの場合、番号が「240485」とあるが、下3桁485が抽選番号である。

当選番号は、宝くじのそれよろしく、これまた手作り感満載の回転する的に矢を放って決める。
いつもは巫女さんが弓を引くらしいのだが、この日は平日、学生さんである巫女は参加できず。
なんとなくちくしょう。神主が代役で弓を引くことに。なんとなくちくしょう。

気になる賞品は、1等ホットプレート、2等スイブルスイーパー、3等目覚まし時計。
境内に積まれた景品の箱にはイオンのシールが貼られていたりしてなんとも庶民的だ。
2等と3等の落差の激しさにも思わず笑ってしまう。
ま、かすりもせずに外れたんですけれども。

神事というからにはもっと荘厳というか、粛々とした雰囲気の行事かと思っていたのだが、
なんというか、「町民大抽選会」みたいな雰囲気で、それはそれで楽しかった。
来年も、都合がつけば参加しよう。

鷽かえについてほとんど書かず、抽選会の様子ばかり描写したことについての反省はない。
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驚異の部屋に時計はあったか #2

続いた。
15~18世紀頃の、驚異の部屋における「時計」という道具の扱いはどうだったのか、という話。


15世紀、驚異の部屋の黎明期。
この時代、驚異の部屋は、一部の諸侯や有力貴族たちのコレクションを起源として発生する。
「趣向を凝らして来客を驚かそう」または単純に「珍品奇品を自慢しよう」そういう動機から、
金と権力に物を言わせ蒐集した世界中の珍しい物を納める部屋を作ったのだ。

この時代は、機械式時計が実用化された時代でもある。
もちろん当時の貴族達が好んで買い漁っただろう事は想像に易い。
ウィーンの美術史博物館等に収蔵されている当時の置き時計を見ても、その貴族趣味には甚だ溜息が出るばかりだ。(色々な意味で)

figure clock/1605

1605年に作られたフィギュアクロック。
とりあえず、これが部屋にあっても、これで時間を確認しようとは思わないだろう。
そもそも時計であることを忘れてしまいそうだ。(色々な意味で)

dome clock/1622

同じく1622年のドームクロック。
とりあえず、これが部屋にあっても、これで時間を確認しようとは思わないだろう。
そもそも時計であることを忘れてしまいそうだ。(色々な意味で)

現在の価格など見当もつかないが、当時の価格もそれ以上に見当がつかない。
高い・安いで言えば高い。それくらいしか言えないが、それで十分だろう。

こういう凝りに凝った時計は、さぞや貴族達の顕示欲を満たしたのではなかろうか。
実用化されたばかりの機械式時計が自分の部屋で時を刻む様子は、さぞ誇らしかったことだろう。

んで、そういう時計達がどんな風に部屋に飾られていたのか気になったのだが。
当時の資料からは、ちょっと首を傾げたくなる結果しか得られなかった。

じゃあ、その話はまた次回。
おう、今回、割と真面目に驚異の部屋を調べてるよ、おれ。
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驚異の部屋に時計はあったか #1

ニキシー管時計の外装も完成が見えた今、ふと思い返してみた。
なぜ自分はニキシー管時計を作ったのか、と。

電子工作を通して、電気に対する苦手意識を克服しようというのがまず第一の命題だった。
どうせやるんだったら、驚異の部屋の製作物として通じる物がいいんじゃないか、それが第二。
そういう経緯で選ばれたのが、件のニキシー管時計である。

そこで気になったのが、当時の驚異の部屋(15世紀~18世紀)には時計というモノは収蔵されていたのか、また収蔵されていたのなら、どういうモノだったのか、ということ。

ちなみにニキシー管が世に登場したのは20世紀初頭なので、もちろん驚異の部屋全盛期には存在しなかった。
そこで時計の歴史を遡ると、紀元前2000年頃の日時計から始まることになる。
これはもちろん晴れた日中しか使えず、その不便を解消する為に、他の様々な物理現象が時計として応用されることになる。
ろうそくや線香の燃焼時間で時間を計ったり、或いはいわゆる砂時計のような体積時計が、紀元前1400年から紀元前700年の間に次々と発明された。

機械式時計がようやく登場するのは、14世紀。
この頃から、宗教的な理由で時計の必要性が急激に高まる。(祈りを捧げる時間とか)
そこからヨーロッパを中心に(当然だが)爆発的に発明・開発が進む。
1510年頃にドイツでゼンマイが発明され、
1583年にガリレオが振り子時計を発案、その70年後にホイヘンスが実用化、
1654年、ロバート・フックのひげゼンマイの研究から、またもホイヘンスが1675年に懐中時計を発明している。

前述したように、驚異の部屋全盛期である15世紀~18世紀という中世ヨーロッパの時代は、まさに時計開発の過渡期であったと言える。
(アブラアム・ルイ・ブレゲが革新的な発明で時計開発の歴史を200年も縮めてしまうのは、もう少しだけ後の話)

そういう時代背景の中で、「時計」という道具が当時の驚異の部屋に何も影響を与えなかったとは考えにくい。
そこで、当時どういった時計が収蔵されたのかと、手持ちの資料を眺めてみたのだが・・・。

もったいぶって、よし、続け。

驚異の部屋
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野心的な人

ここ最近、ワタクシにやたらと話しかけてくるパートのおっさんがいる。
こないだ新しく入った人だ。
更衣室のロッカーが2つ隣なのだが、ある朝そこで声をかけられた。
「ンおはンようござンいまフ!」
そのあまりに大きい声と、判読不能の言葉に驚いて見ると、
おっさん歯磨きしながら挨拶してきたようだ。
なんと更衣室で着替えながら歯磨きだ。
その壮絶な光景に、「お、おはようございます・・・」としか返せないワタクシ。

それから、更衣室で会う度に話しかけられるようになった。
最初は「今日は寒いですね」とか、そういう他愛のない世間話だったのだが、
最近はどうも毛色が変わってきた。

遠回しに言ってはいるものの、要約すると、
「今はパートだが、できれば正社員になりたい」
「なんとかクチを聞いてもらえないか」
というものだった。なるほど、野心的だ。

声が大きくてテンションが異常であるという以外は、特に問題なさそうな人ではある。
まあ更衣室で歯磨きするくらいだから、一般的には普通ではないと思うが、
ウチは極端な理系人間が集まる会社なので、奇人変人には耐性がある。

それに、積極的に自分を頼りにしてくれるのも、気分の悪いものではない。
だんだんと打ち解けてくると、なんとなく力になってあげたくなってくる。
とにかく、悪い人でないのは間違いない。
まあ人間、根っからの悪人なんてそうそういませんけどね。

と、いうわけで、最後に断っておくが、

人事に関して、ワタクシは一切何の権限も持っていない、と。

最初ではなく、最後に断っておくという、新しいやり方。

よろしく
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厚さ10cmのフタ

いつも使っているキーケースの寿命が近い。
嫁が買ってくれたもので、嫁のとお揃いだ。
コイツの、車のキーを付けているフックが摩耗して、
フックの付け根から案外簡単に外れるようになってしまった。

それでも、ラジオペンチ的なもので軽くカシメてやれば、またしばらく使えたりする。
そうやって、騙し騙し使っていたのだけれども。

今日、仕事が終わり、帰宅しようと会社の駐車場を歩いていた。
キーケースを取り出す。
車のキーを出して、キーレスのボタンを押そうとした瞬間、またフックが外れた。
握っていたのは車のキーの方なので、キーケースが落下した。
瞬間的に、足が出た。
サッカーやってたとか関係なく、大抵の人は咄嗟に足が出るのではないか。
それで見事に足の甲でキャッチなんて、できた例しがないのにさ。

結果、キーケースをキレイにダイレクトシュートすることに。
そしてキーケースは激しく回転しながら地面を5mほど滑り・・・

側溝

↑側溝のフタのスキマに見事にホールインワハゲボケカスゥ!
こういうのことわざで何て言うんだっけとかどうでもいいわハゲが。

そういうもんだよ。
側溝があったら、吹っ飛んだキーケースはそこに吸い込まれるようになってんだ。
自然の摂理だ。抗えぬ運命なのだ。

もう何も見なかったことにして、そのまま帰ろうかとも思ったが、
スペアのある家の鍵はともかく、薬品庫の鍵はマズイ。
仕方なくバールのようなものを持ってきて、フタを引っぺがすことに。
これがまた、このコンクリのフタ、厚みが10cmくらいあるんだよね死ねよ。


以上が、近々キーケースを作ろうと思った動機です。
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用紙サイズくらい把握しろ

目には見えない戦い。

我が社では、仕事で使用するノートは、事務所にもらいにいかなければならない。
頻繁に使うんだから、もう箱で買って仕事場に置いとけよと思うのだが、
いちいち事務所にもらいにいかないといけない。

その度に、ワタクシは事務の女性と見えない戦いを繰り広げている。
しかし、勝てないのだ。
現状、0勝3敗0引き分け。

ちなみ話として、前回の戦いの様子をお伝えしよう。

ワタクシ「ノートください。あ、A4で」
事務「あ、はい、えっと・・・これですか?」
ワタクシ「いえ、それB6・・・じゃなくて、A4で」
事務「あ、すいません・・・これですか?」
ワタクシ「いや、それB5・・・A4・・・もう一回り大きいやつ・・・」
事務「あ、これですか?」
ワタクシ「それです」

な?これで1敗だ。
要するに、事務やってるくせに用紙サイズをまったく把握していない人が相手なのだ。
負けない。向こうの手持ちはB6、B5、A4だというのは把握した。
これならいける。そう息巻いての再戦だった。

レディ・・・ファイッ!

ワタクシ「A4のノートください。一番大きいやつ」
事務「あ、はい、これですね」
ワタクシ(バカな・・・B3・・・だと・・・!?)

1ラウンド 0分38秒 TKO。

0勝4敗0引き分け

冷戦
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電子部分完成

コーディネートにピンクを取り入れる男を信用しないと決めた。



やあ、できましたよ。

ニキシー管時計

通電した写真は無い。
ちゃんと完成してから載せるつもりだからだ。
そんなに興味ないのはわかるが、もったいぶりたい気持ちもわかるだろう。

慣れない電子工作ではあったが、特に苦労もなく完成した。
基盤にパーツをハンダ付けしていくだけなので、要領はプラモデルと変わらない。
マニュアル通りにパーツを配置し、接着剤にハンダを使うだけだ。

煩わしい配線はない。
プリント基板の強みはそこに集約されるわけだが、電子工作を学ぶという意味では今一つ。
どれとどれが繋がって、どうしてそうなるのかなんてのはまったく理解できない。
ハンダ付けのスキルが上がったのは間違いないが、それだけのような気もしないでもない。

まあいい。

あとは木でそれっぽいフレームを作るだけだ。
本領発揮だ。

・・・本領発揮といきたい。
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キャプテン・スタッグ

ふいに、会社の人が鹿の角をタダでくれた。
どうも、知り合いが山で撃った鹿の角らしい。
で、どこから聞きつけたのか、ワタクシなら欲しがるだろうと持ってきてくれたのだ。

ええ、ほんとに、どうもありがとう。

スタッグ

いざ買うとなると高いんだよね、これ。
鹿の角なんて一年に一回生え替わる(よな?)というのに、足下見た値段つけやがって。

素材としての魅力は尽きないものではあるが、
まあ、ぶっちゃけあんまり好きじゃないんだよな、スタッグの柄とか。

まあいいや、よーし、コイツで、えー、なんだ、その、あー、

え、何作ろう。
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朝顔(遺伝子組み換えでない)

暖かくなってくると、無性に庭いじりしたくなってきますよね。ね。
というわけで、娘と一緒に種や球根を色々と買い込んできた。

朝顔、さぎ草、早咲き秋桜、プチトマト、スイートコーン。

春から夏にかけて張り切って庭をいじるんだけれども、冬に維持できずに荒れ果てる。
毎年そういう繰り返し。寒い時に嬉々として外出るなんてバカじゃね?
嗚呼、変温動物になりたい。

そんな中でも注目すべきは朝顔だ。
朝顔なんて小学生の夏休み以来だ。
双葉で枯らすやつとか、そもそも芽が出ないやつとかいて、一喜一憂、楽しかった記憶がある。
ツタが巻くように円形の支柱を立てたりなんかして、けっこうワクワクする。

実は、近々「変わり咲き朝顔」に挑戦しようと思っているのだ。

江戸時代に庶民の間で流行した変わり咲き朝顔。
突然変異した朝顔同士を掛け合わせていって、どんどん変な形や色を作り、気に入ったものができたら固定する。
科学的なことは何も分からないにも関わらず、江戸時代の人々は自由自在に「メンデルの法則」を操っていたということだ。

江戸 朝顔

最終的には「どの辺が朝顔だよ」みたいな形になるのがなんともいえない。

変化朝顔

どんどん掛け合わせていって、自分だけの朝顔を作り、それっぽい名前を付けるのだ。
連雀とか八重猫(遺伝子組み換え済)とか。

人の手が入った植物の世界は、遺伝子どうこうの倫理観を無視した世界で、面白い。
接ぎ木とか、普通にクローン技術だしね。

神の領域(笑)とか言ってると、江戸時代よりの進歩はないぞ。
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頭ぐにゃぐにゃ

また熱が出た。シンドイ。
朝起きて測ったら38.3℃。
個人的には38℃を超えるというのが、思い切って仕事を休めるボーダーではあるが、
今日はどうしてもはずせない会議があるので出勤した。

会議は熱に浮かされて、内容とか全然入ってこなかったんだけれども。
そんなんなら家で大人しくしてた方が良かったのかもしれないが、
なんというか、こういう会議は「参加することに意義がある」という類のもので、
自分のいないところで勝手に色々決定してたらそれはそれで気分悪いというか、
いや、全然頭に入ってこなかったんだけれども。
んで、昼から帰ったんだけれども。

「参加することに意義がある」の新しい使い方。

頭こんな感じ
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もう1ポンド出すから

サンサーンスって、口に出しても文字で書いても気持ち悪い名前筆頭だと思いませんか。

次点:ファン・デル・スハーフ



悔しい。
すごく悔しい。

15世紀の騎士トマス・マロリーが記した「アーサー王の死」(Le Morte d'Arthur)。
これをロジャー・ランセリン・グリーンが改訂し、ビアズリーが挿絵を担当した1909年発刊の本が、英国のイーベイに出されていた。
それも信じられないほど格安で。

「アーサー王の死」(Le Morte d'Arthur)

開始価格はたったの16ポンドだ。
300ポンド出したっていい。
そう息巻いて、まあ、なんというか、あれだ、いつものように、忘れてたんだけどさ。

500ポンドくらいで落札されてたらまだ諦めもつくんだけれど、
なんか、20ポンドで落ちてたし。

チクショウべらんめえ。
痛恨の極みだ。
20ポンドてそれ。
21ポンド出すから譲ってくれ。

ああ、しばらく引きずる。
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久々の革工作

久々の革工作 ~シェフのきまぐれ果実を添えて~

キーホルダー

娘の幼稚園リュックに付けるキーホルダーだ。
パンダの図柄にわざわざパンダと書かれているのが、よくよく考えるとすごくシュールな感じだが、
このクロスステッチの図柄は嫁の作品だ。
裏はこれまた嫁のクロスステッチでの名前面になっている。

革は余っていたコードバンだが、リュックの色との相性もよく、自己満足。
久々だったので縫い線が少々波打っているが気にしない。
ウソ、すごく気になるA型です。

菱目打ちとボール盤

ちなみに今回発見したこと。
今回、夜遅くに製作していたので、菱目打ちをハンマーでカンカンするわけにはいかなかった。
菱目打ち専用のプレス機みたいなのも販売されているが、高いしきっと使わない。
最近ではペンチの先が菱目打ちになった道具も販売されていて、
「なるほど」と思いはしたが、そこそこ値も張るし、まあ、買うほどでもない。

で、考えた挙げ句、ボール盤に菱目打ち付けてプレス機にしてみた。

これが抜群に調子いい。

文字を斜体にするほど調子いい。
ワタクシはもう今後一切、菱目打ちをカンカンすることはないだろう。

なんかもうそんなの常識じゃん的既知情報臭がハンパないが、
そんなことには気が付かなかった体で書いてみた次第。
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こんがらがっておじゃん

ウォルナット網針

ウォルナットで作った網針完成。

作ってみて思ったのだが、やはり竹でなければならない理由が一つもない。
実際に使用したら、また考えも変わるのだろうか。

さて、網針ができたんだからあとは編むだけだと、そう思っていたんですけどね。

網に使う糸は、クレモナ糸という化繊のもの。
これは購入時、ただ単純に束になっているだけなのだが。

クレモナ糸

↑こんな感じでさ。
これ、そのまま使えるんだと思ってたんだけど、どうもそうじゃないようで。
いったん何かに巻き付けるか、玉状に丸めないといけないらしい。
一人が束を腕に通して、もう一人が巻き取っていくという、
ほら、サザエさんとマスオさんがよくやってる(?)あの作業だ。

そんなん知らないもんだから、束のまま使おうとしたら、こんがらがっておじゃん。
そのもつれを解くのに一週間もかかりましたよ心が折れそうでしたよ。

糸を巻く

なんとかほどけて染色もして、やっと網針に糸を蓄えた状態。
糸を巻いてみて思ったのだが、依然として竹でなければならない理由が一つもない。

さて、ネットを自作してる人のブログ・サイトはかなりの数あれど、
1つの網を編むのにいったい何メートルくらい糸を使うのか、どこにも書いてない。

サイトを見に来る人が欲しい情報は、そういうデータですよー。
完成品の写真をどれだけ凝って撮ろうが、それほど興味ありませんよー、て。

というわけで、いったいどれほど糸が必要かわからないので、

・35cm(全長)の網針に
・3号のクレモナ糸を
・それぞれ80回ずつ巻きました。

80回が限界目一杯だったのです。
これでとりあえず1つ編んでみて、また報告しようそうしよう。
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親バカ

6×8=48と8×6=48がどうしても同じに思えないShi-Byou庵です、こんばんは。



「今日、娘の入園式だったんだけど、父親はスーツ着ていくだろ?
そのネクタイをさー、娘が選んでくれてさー。
これがまたけっこうセンスよくてさー。
色と柄は上品なのに、めでたい雰囲気によく合う感じでさ。
まあ何より娘が選んでくれたというのがさー、成長したんだなーって、幼稚園だもんなー。
長かったような、あっという間だったような、さ。
きっと娘が嫁に行く時にも同じ事言うんだろうなー、おれ。
長かったような、あっという間だったような、ってさ。
って、おいおい、嫁にはやらねーよwやらんよやらんよやらねーよw」

な?親バカもいいところで、やれやれだ。

ちなみの上記のセリフ全部ワタクシのセリフでしたスイマセンゴメンナサイ。

ネクタイ
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ゼットーン

キミの為なら死ねる、四猫案・インティライミです、こんばんは。



うむ。

Z-ton

ゼットーン。
Z-TONと書くゼットン。
ライダー・・・変・身!みたいなポーズのゼットーン。

Z-ton2

今回は合わせ目消し+ウォッシング(意図的に汚す塗装)で臨場感を。
エナメル塗装がなかったので、水性のステインでウォッシングしたが、これが上手いこといった。
だーいはっけーん!

again

すげぇ!親鸞が浮いてるみたいだ!

ああ、おれの親鸞。かわいいよ親鸞。


今日は冒頭から全文、勢いだけで書いてみた。
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戻りたいかと問われれば

そんなに学生時代に戻りたいか?



青春という言葉に嫌悪感を覚える。
正確に言うと、いい大人が青春青春言ってるとうんざりする。
オマエいくつだよ、と。

就職して社会に出たときの、やっと解き放たれた感。
「ああ、何やっても自由なんだな」という開放感と、今後全ての言動に付きまとう責任に対する緊張感。
ドラクエで初めて船を手にした時のような、一気に世界が開けて、一瞬目眩がするような。

学生なんぞ、二度とごめんだね。
あんな閉塞した環境に戻りたいなんて、どうかしているとしか思えない。
現状のこの自由を放棄してまで戻りたいと思うような魅力は皆無だ。

もちろん、今のこの記憶そのままで戻れるというのならば話は変わるが、どちらにせよ不毛だ。
だいたい、当の学生達には、「今自分たちは青春を謳歌している」という自覚などないはずだ。
今の自由で開けた世界を知らないからね。
ひどく閉ざされた、ごくごく狭い世界でしか生きていないからね。
でも学生達にとってはその世界が全てだ。
いくら大人が自由で開けた世界の話をしたって、ピンともこない。
それは大人にならなければ分からないことだからだ。

学生時代が青春というのならば、青春にどれほどの価値があろうか。
少なくとも、自分にとっては青春が最も輝いていた時期ではない。
幼稚で青臭く、照れ臭いだけの時期だ。

「青春、朱夏、白秋、玄冬」
昔の人はうまく言ったものだ。

人間が最も輝くのは朱夏だろう。
青春を懐かしむ余り、朱夏に輝かないでどうするか。


えー、毎年恒例の「夏が来るぞ、ぃやっふ~」記事でした。

朱夏
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ちょっと拗ねて

文末に「長文・乱文失礼しました。」って書くってことは自覚してるってことだ。
自覚してるんなら、長文・乱文にならないように努力してもらえませんかね。



会社にこんな人がいる。
特に努力もせず、何かを出来ない理由に「オレ、頭悪いから」という人。
オマエは何を開き直っているんだ、と。それで許されると思っているのか。
いや、思っているんだけれども。
仮にそれが本当だとして、なぜ他の人が頭の悪い側に合わせなくてはならないのだ。
企業の業務だぞ。義務教育じゃないんだぞ。
で、大抵の場合は本当に出来ないのではなく、メンドクサイだけとか、丸投げっぽいのが常だ。

「長文・乱文失礼しました」って文末に書くだけで、長文・乱文でも許されると思ってはいまいか。
「オレ、頭悪いから」と言うだけで、出来ない理由を正当化した気になっていまいか。

それくらいの努力はしろ。
しないのなら、せめて本当に申し訳なさそうな態度くらいしろ。
ちょっと拗ねたような顔して「オレ、頭悪いから」じゃねーよハゲ。

おわり。

おわりかよ!

許される
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ヘアッ

うむ、できた。

ヘアッ

とにかくプラモデルなんぞにかまけている暇はないので、基本工作のみ。
合わせ目消しとスミ入れのみ。
今風に足を長くしたりなんかしない。
この日本人体型がたまらんのだろう、初代ウルトラマンは。

ウルトラマンvs親鸞

すげぇ!親鸞が浮いてるみたいだ!

折角くれたんだから、一応はちゃんと作らないと義理に欠けるってもんだ。
これでそれも果たしただろう。

とにかく、プラモデルなんぞにかまけている暇はn

某宇宙恐竜

てへぺろ☆(初使用)
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マンドラゴラ、枯れる

マンドラゴラが枯れた。
チクショウ。
実は、購入してウチに届いた時点で、葉っぱの茎が全部折れてた。
植物なんて根っこが生きてりゃ復活するだろと期待していたが、やっぱりダメだった。

とりあえず根を掘りだして、標本液に浸けてはみたが。

マンドラゴラ標本

Theマンドラゴラというか、これぞマンドラゴラという形はない。
種を収穫して量産する計画は振り出しに戻った。
もう手っ取り早く種を買おうかと思ったりしている。

液浸標本

右端の標本が、まだなんとなく人間の形に近い。
くの字に腰を折り、首を撥ねられたみたいなポーズだオソロシイ。

ちなみ情報。
ワタクシが液浸標本に使う標本液は、

・エタノール (20%)
・蒸留水か純水 (75%)
・ホルマリン (5%)

の混合液である。
液浸標本に興味のある人は、参考にしていただきたい。
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どうでもよい争い

A「スパゲティはフォークで食えよカス」 vs B「別に箸でもいいじゃん、ぼくたち日本人」

永遠のテーマであろう。

こういうケースは他の事象でもしばしば見受けられるのだが、
概ねAが不利になる状況が多いように思う。

Aが使用道具をフォークに限定するのに対し、
Bは箸という具体例を出しながらも、箸でなければダメと言っているのではなく、
「別にこれじゃなきゃダメって限定しなくてもいいのではないか」という、
ある意味大人な(そしてある意味では甘えた)論を展開しているからだ。

これをあまり興味のない第三者が聞くと、

「そうだそうだ、別に何でもいいじゃないか」
「どうでもいいことにこだわって、器が小さい」
「オマエが飯食ってる姿なんて誰も見てねーし見たくもねーよ」

なんて暴言を投げかけられてしまうのだ。
A、可哀想に。

そんなAがやっとの思いで絞り出す反論が、
「イタリア人に失礼」「ご当地国の文化を尊重するべき」という類のヒューマニズム精神溢れるものだったりするので、火に油を注ぐ結果になってしまう。
もう少し理論的に反論すればいいのに、理想論や精神論を持ち出すからややこしくなるのだ。

「キレイにおいしそうに食べてたらそれでよし」と思っているワタクシでさえ、
精神論まで持ち出されると、ちょっと反論したくなってしまう。

「じゃあカレーは手で食べるんですね」

そう言うと黙った。なんかゴメン。

争い

「もちろんさ、ケンタッキーにハンバーガーに寿司、バナナでさえもおれは手で食うぜ」
なんて返しがあったら、ちょっと好きになってたのに。
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正しい使い方

爆弾低気圧ってそれ。
最初に言い出したの絶対アメリカ人だろ。

暴風

というわけで、香川も件の暴風に見舞われた。
瀬戸大橋は全面通行止めだ。
もちろん、瀬戸大橋を通るJRの電車も止まるわけだが、
今回はなぜか、橋の途中まで行った電車が止まるという事態に。

風が収まるまで、橋の上で7時間も止まっていたのだという。
あんな高所で7時間も止まるなんて、考えただけで尻がむずむずする。

そんなことのあった翌朝。
部長に電話がかかってくる。相手は本社の役員ぽい。
どうやら部長、まさにその電車に乗っていたらしいのだ。

部長「はい、もしもし・・・ええ、はい、はい・・・ええ、まさにその電車に乗っていまして・・・。
ええ・・・はい、7時間ですね・・・ええ・・・はい・・・」

部長の方を見はしないものの、部屋にいた全員が聞き耳を立てているのは明らかだった。

部長「ええ、なんとか無事戻りまして、ええ・・・ご心配をおかけしました・・・はい、7時間・・・今回ので、まだ海外旅行に行けることもわかりまして・・・」


・・・素敵やん?
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甲子園と可塑性の話

ニューヨークにオープンした韓国料理の店は、米国で育てた和牛を使用。
おー・・・?・・・お、おう。



春のセンバツと夏の甲子園では、やはり比重が違う。
夏が最後の大会になるので、それは当然のことであろうが、
各校、センバツでチーム状態を確認して、夏に備える、そういう感じではなかろうか。

センバツが終わって夏の大会まで、3ヶ月ほどしかない。
なんなら、夏に向けた予選がすぐ始まるってなもんだ。
すごいなぁ、たった3ヶ月で試合をしながら調整していくんだもんな。

3ヶ月で何ができるって話だが、そういえば以前、こんな話を書いた。
脳の可塑性の話。
なんでもとにかく1ヶ月続ければ、脳にはなんらかの形で残る、というもの。
それを思えば、3ヶ月とは必要十分な期間なのかもしれない。

それどころか、極限まで集中した状態で3ヶ月も練習したら、
そりゃ春と比べて夏に劇的に進化するチームが出てきたって何ら不思議はない。
特に強豪校にはその傾向が顕著だろう。

なるほど、素人が見ても面白いわけだ、甲子園。

現状のように、これといった変化もなくダラダラと続くブログでは、
こうやって過去に書いたものを参照する機会がずっと増えていくのだろう。
それについて思うことがないわけではないが、久々にキレイにまとまったので、いらんこと言わないうちに終わる。

甲子園
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枯渇する在庫

まだ引っ張る。


しかし、リトアニアの例の店は、慢性的に品不足なのだという。
ニキシー管自体が既に生産されておらず、現在出回っているのは全てデッドストック品だという事実は考慮せねばならないが、近年その販売先のほとんどが「日本」であるという点も見逃せない。

最近なんかのアニメに、ニキシー管の使われたガジェットが登場したらしいのだ。
たったそれだけで、遠いリトアニアの販売店の在庫が枯渇する事態。
ジャパニーズオタクのこういう行動力はすごい。
勝手な偏見ではあるが、電子工作も得意そうじゃん、なんか。

何もわざわざリトアニアで買わなくても、日本にだってニキシー管時計のキットはある。
小坂井電子のキットとか。
それでもわざわざ海外から個人輸入するってのは、もちろん価格が高いというのもあるが、
それ以上に、日本で買えるものよりも機能が断然いいからだ。

・ディマー機能(明るさを感知し、夜に消灯して管寿命を延ばす)
・時間情報保持(コンセントを抜いても、時間情報が保持される)

この2点だけでも、頑張ってリトアニアから取り寄せようと思うには十分な理由になろう。
前述のように、現在ニキシー管は生産されていない。
その寿命を少しでも延ばしたいと思うのがA型だろう。
更には専用のGPSもオプションとして販売されていて、これを使えば自動時間調整(要するに電波時計)も可能になる等、拡張性も素晴らしい。(ワタクシは搭載しない)
GPSとか高い拡張性とか、好きそうじゃん、オタク。

ハッ、もしや、上記の機能を搭載したニキシー管時計キットを日本で販売すれば儲かるのではないか。
ハッ、もしや、販売が伸び悩んでいる商品をアニメに出せば、爆発的に売れるのではないか。
以上のアイデアに基づく商談お待ちしております。

枯渇

例によって、「ガジェット」という単語を使いたかっただけだ。
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ニキシー管時計キット到着 #2

続いた。

ジャック

↑これはキット付属の電源ジャック。
まずはこのパーツの内径を確認して、それに適合するACアダプタを準備しなければならない。
ん、そう、ACアダプタは入ってないから自分で買ってね、という方針のキット。
まあ、プラグ形状の違うアダプタ入れられても困るしね。その分キットが安ければ。
こことかここで、「12V1A」という規格のアダプタを買えばよし。¥600くらい。
両者の径が合わなくても、径を変換するアダプタが売られているので、それで対応すればよし。
(ワタクシは変換アダプタ無しでいけた)

ソケット

このハーモニカみたいなやつは、ICソケットというパーツ。
これもキットには付属していないので、必要に応じて揃えよう。
あっても無くてもいいが、ワタクシのような電子工作初心者には無くてはならないパーツだ。

その名の通り、ICというパーツのソケット。
ICは熱に弱く、ハンダ付けにある程度慣れた人でなければ、コテの熱でICを壊してしまう。
そこでこのソケットを使えば、ハンダ付けするのはこれだけで、IC自体はそこに差し込むだけで使えるようになる。

ワタクシはA型なのでまとめ買いしたが、8ピンと28ピンが1つずつ、16ピンが3つあれば事足りるはず。多分。
28ピンソケットには形状が複数あるので、写真を参考にして間違いなく購入されたし。


ようし、キットが届いただけで2日も引っ張れたぞ。
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ニキシー管時計キット到着 #1

エイプリルフール忘れてたので、今年はなし。



やあ、届いた届いた。

Welcome to Japan!

ウェルカムトゥジャパンだ。
はるばるリトアニアから・・・10日で来たのか、思ったより早かったな。
そして思ったより箱小さい。

open up the box

開封。
その緩衝材に愛はあるのかい。
基盤が緑じゃなくて黒で無駄にカッコイイ。すごくどうでもいいですが。

あとはコテとハンダがあればすぐにでも製作開始できるわけだが、
キット以外に揃えておいたほうがいいパーツがあるので、次回紹介していく。

もったいぶって2日に分ける内容でないことは自覚している。



「エイプリルフールを忘れていた、というのが嘘」、というシュールなネタ。
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四猫庵

Author:四猫庵
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「カカンキンコン コンキンカカン」

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