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弦楽器を製作しているはずです。 

LEDが点灯しただけの話

「孝行したいときに親はなし」とは言ったものだが、
ある日「そうか、孝行どころか親不孝すらできないのか」と気づき、愕然とする。
愕然とするんだ。



ここ最近、けっこう根を詰めて電子工作をしている。
複雑な回路はさっぱり理解できないが、ごく簡単なものならば自作できる程度にはなった。
と言っても、LEDを点灯させるのがやっとというレベルですが。

知ってるか?LEDは豆電球みたいに両端に電池繋げても点かないんだぜ。
ええ、こういうレベルです。

知ってるか?赤や緑のLEDは乾電池1本で点くけど、青や白は点かないんだぜ。
ええ、こういうレヴェル。

電池は単1とか単2とかあるけど、容量が違うだけで電圧は全部同じ(1.5V)とか。
直列とか並列とか、そういえば習ったなあ、みたいなことが次々と出てくる。
コンデンサやダイオード、トランジスタといった部品がどういう働きをするのか、相変わらず理解していないが、スイッチON・OFFでLEDを点灯させる回路図を独力で書けるようになったというだけでも、自分的にはものすごい進歩なんだ。

今でこそ¥100ショップでもLEDライトとか置いてたりするが、
実はすごいことなんだぞ、あれを単3電池1本で光らせるというのは。

じゃあ必死になってLEDを点灯させて何を作るかというのは、また別のお話。

フランクリン
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ミョウガ遍歴

久しぶりにそうめん食ったら、やっぱりうまかった。
重要な夏のファクターの1つだ。

薬味はネギとショウガというシンプルなものだったが、
なんとなく、「あ、ミョウガ入れたい」と思った。

うん、ミョウガ。

ミョウガが食べられるようになったのは、実は数ヶ月前のこと。
結婚記念日だったか、居酒屋さん行ってて、ふと目に止まったメニューの中の一品。

「ミョウガとクラゲの酢の物」

それまでミョウガは食わず嫌いではなく、ちゃんと食した上での嫌いだったのだが。
そのメニュー名を見た途端、口中にあのミョウガの味と香りが蘇った。
で、これ食べたいぞ、と。

嫁も驚いていたが、何より自分が一番驚いた。
実際食ったら、記憶通りの味と香りで、うまかった。
あんなに苦手だった味と香りが、うまかった。

一体何がどう変化して「まずい」→「うまい」になるのか、人体とはまこと不可思議であるが、
読み返すと、「ぼくミョウガ食べれるようになったよ!」という、ただそれだけの内容なので、
アディオス!

ミョウガとクラゲの酢の物
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嫌いではない

「サハラ砂漠で車が走行不能に」→「分解してバイクに」→「無事帰還」

1993年のこと、エミルはモロッコ南部の都市、タン・タンを出発しサハラ砂漠を縦断しようとしていた。
街を出たのちにアクシデントが発生した。
その当時モロッコは内戦で軍事的な緊張が高まっており、現地で活動していた「フランス国家憲兵隊」によって、タン・タンに引き返すように指示されたのである。

旅は突然の終了を告げていたのだが、彼は軍の指示を聞き入れなかった。
しかしそのまま先に進むわけにも行かず、正規のルートを大きく迂回して、旅を続けたのだ。
当然安全なルートではなく、未舗装の道なき道を行くことになる。

オフロードに適した車であれば、多少の悪路に耐えられたに違いない。
だが、彼の車は「シトロエン2CV」というクラシックタイプの車両だ。
この車で砂漠を縦断すること自体が無謀である。
しかも悪路を行ったのでは、車ももたない。ついに走行不能となってしまった。

幸い10日分の水と食料を携えていたのだが、いずれこれらが底を尽きるのも目に見えている。
そこで彼は車を分解しバイクにすることを決意した。
車のホイールアームを逆さまにしてシャーシを取り付け、ギアボックスとエンジンをそのうえにのせた。
そしてバーをハンドル代わりにし、ガスタンクとバッテリーをうまくのせてほぼ完成したのである。
車の構造がシンプルであったことも、彼のバイク作りのたすけになった。

車を分解してバイクにバイクを作るエミル



「すごい」と言いたいのだが、素直にそう言えないのは途中経過がアホすぎるからだろうか。
まあ、そういうアホな部分を楽しむ記事であって、純粋に「すごい!」とか言うものではない。
なので、「誰が写真を撮ったのか」なんて野暮なことは言ってはいけない。
わかるな?
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いくらあっても困らないもの

天気管量産

えー、内溶液があるだけ天気管を製作したら、余分に3つもできてしまいました。
デザインと塗装をちょっと変更したりして、なんだかヨーロッパの墓石みたい(はぁと)

いくらあっても困らないものというのは世の中にたくさんある。
ただ、天気管というのは一つあれば十分なものである。
早い話、この余分な3つ、いらないぞということである。
我輩は猫である。

なんというか、怖いもの見たさでここで売ってみようかとも思ったが、
システムがなかなかクソっぽいのでやめた。

無難にオークションにでも出すつもりだが、
このブログやHPで作り方を見てしまった人は買わないんだろうなぁ。

ほんとは渓流釣り用のランディングネットを量産して売ろうと思ってたんだけど、
なんか、網を編むのって、こう、なんだ、すげぇメンドク

いや、編みますよ。
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小学生並

とりあえず、こないだの金環日食時の当ブログ記事
んで、今日のこのニュース記事。

金環日食で影が二重に見えるって、てっきり周知の事実だと思っていたのだけれど。
なんか「小学生大発見!」みたいになってるじゃないか。
学者さんも知らなかった事実なのか?んなバカな。



「空ばかり見上げていた大人にはとても気付かない」と、
下も見ていた子どもの柔軟な視点に舌を巻いた。




ワタクシが小学生並の思考だと、そう言いたいのか。
そういうことかー。にゃー。

日食
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避けない人

ルイ・ヴィトンの大きい大きいボストンバックを、これ見よがしにベンチに置いてる女性。
それどけてくれたらもう一人座れるんだけど。

だいたいブランドもののバカでかいボストンバックってのはだな、
本来、金持ちが使用人に持たせるためのカバンだぞ。

なんて言ったらヒステリックに口撃されるのは目に見えているので、口に出しては言わないが。



子供を持ってみてわかったが、ベビーカーを毛嫌いする人がけっこういること。
妙な正義感に燃える大学生とか、行き遅れた三十路独身OLなんかにその傾向が顕著だ。
あからさまに「邪魔なんだよどけろオラ」というオーラを出して向かってくる。
これがけっこう「正義」な感じのオーラなのでメンドクサイ。
「ベビーカーは公共の場では迷惑。ベビーカーは悪。おれは正義の使者」という感じ。
大袈裟ではなく、ほんとにこういう人もいるんだって。
道ですれ違う時なんか、こっちが避けても相手は絶対に避けてくれない。
なんならちょっと寄ってくるくらいの勢いだ。

道の真ん中は通らないとか、狭い室内や店内では畳むとか、
そういうマナーは守ってるつもりなんだけどなぁ。

車を運転していて煽ってくる輩と大差ないレヴェルだ。
揉め事は面倒なだけなので、遭遇したら極力相手にせずに回避するのが常だが、
ベビーカーにしろ車にしろ、もし当たってきたらただじゃ済ませねぇぞハゲ。

そうか、そういうオーラを出しているからいけないのか。なんだ。

避けなさい
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ああ、アーテック

アーテックという会社名を聞いたことはないだろうか。
学校教材のトップメーカーだ。
驚異の部屋関連の工作をしようと検索をかければ、
かなりの確率でアーテック社の製品がヒットしてくる。
なので色々と買い込んだ次第。


「バンデグラフって作れるのかな」

バンデグラフ作成キット

作れます。(¥500)


「安い月球儀があれば、改造して驚異の部屋っぽくできるのにな」

月球儀

あります。(¥380)

「安くて雰囲気のあるウェザーグラスがあれば、改造して(以下略」

ウェザーグラス

あります。(¥700)


ああ、アーテック。
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かまたま首位

先週の試合に勝って、カマタマは再び首位に立ったようだ。
それはいいが、なぜワタクシが見に行った試合で勝ってくれないのだ。
現在7勝2分3敗で首位なのに、ワタクシは今期、勝ち試合を見ていない。
「自分が応援すると負ける」という軽薄なジンクスを振りかざす気はない。
チームが好きで応援しようと見に行っているのだから、結果云々ではないのだが、
それでも本音を言えばやっぱり勝ち試合が見たいと。

こないだ見に行った試合なんて、前に座ったやつが試合中ずっと携帯電話で喋ってんだぜ。
中学生の不良が着てそうなドクロのロンT着た、30代半ばくらいで的場浩次っぽい顔。
その内容があからさまに不倫相手との会話で。
「最近相手してくれないじゃ~ん?なんで~?寂しいよオレは~。
え~?家族とオレとどっちが大事なわけ~?」
大衆の面前で、小さい子供もいる前で、そういう話を大声でする神経。

電話しながら何気なく振り向いてきたんで睨んだら、すぐどっか行った。
前半15分くらいでどっか行った。
彼は何をしにきたんだろう。

何の話だっけ。
ああ、勝ち試合が見たい、と。
頼むよアンドレア。また見に行くからアンドレア。勝ってくれよなアンドレア。


今期観戦した試合はまだ2試合なんですけれどね。

スタジアムのうどんはなかなかうまい
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ジンジノジジイ

平日の昼食は、社員食堂で毎日うどん。
香川県うどん県では別に珍しいことではない。
なので会社でも、「食堂でうどんを作る人」というのを専門に雇うわけだ。
香川県うどん県では別に珍しいことではない。

先日、このうどんを作る人が変わった。
前任のおばちゃんは気さくな人で、なかなかよかったのだが。
今回、新しく雇われた人は、見た目すごく若くて、初見では30代半ばくらいに見えた。
が、よくよく見てみると、おそらく40代前半ではないかと思われる。多分。
化粧が濃い。めちゃくちゃ濃い。顔と首で色が違う。
髪は長めでソバージュっぽくて、茶色というよりはほぼ金色だ。
「劣化版ギャル曽根」みたいな感じと言えば伝わるか。

まあ、容姿はどうでもいい。ちゃんとうどんを作ってくれたら、別に文句はない。
そう思っていたのだが。

なんだその香水の臭いは。

うどん食おうと食堂に入ったら、ものすごい臭いが部屋中に充満しているのだ。
シトラス系とかまだ許せる種類のものではなく、なんというか、世界中の車の芳香剤を濃縮しましたみたいな、そう、自動車用品店の芳香剤コーナーの真ん中に座ってうどん食ってるみたいで、もう、なんというか、アレだ、オマエ自分が食べ物を扱っているという自覚があるのかとか、そういうレヴェルを超越していて吐くぞもう。テヤンデイ。

普段の振る舞いもメンドクサクて、「ワタシまだまだ異性を意識しています」というのがありありと見えて吐くぞもう。
社内をさ、貴婦人みたいなレースひらひらの日傘さして歩くんだぜぇ?ワイルドだろォ?

香水だけでもどうにかしろと、いい加減文句を言おうと思っていたら、先日、食堂に網戸が入った。
おそらく社内のどこからか苦情が入ったんだと思うが、それにしても網戸ってそれ。
そ・う・じゃ・な・く・て!の典型である。
今の時期はいいが、真夏や真冬はどうするんだ。
ついでに言うと、網戸して換気扇ブン回してても香水くせぇよハゲ。

聞いた話では、人事のジジイがこの香水モンスターを気に入って雇ったのだとか。
仕事中に再々会いに行っては、千円札握らせて「ジュースでも買え」とかやってるらしい。
人事のジジイ、もう63とかだぜぇ?ワイルドだろォ?

そのうちまた社内からクレームが付くだろうから、ワタクシは静観中。
吐くぞもう。

日傘
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天気管

誰もが天気について喋りたがるが、誰も天気をどうしようもない。



HP更新しております。
およそ2年間温めていた物がようやく完成。

天気管

天気管(Admirable Fitzroy Storm Glass Barometer)というもの。写真が悪い。

近年では天気管というと
晴雨予報グラス
↑コレを想像する人が多いかもしれないが、正しくない。
こいつはStorm Glassではなく、Weather Glassと呼ばれることが多いと思う。
どちらも気圧の変化で天気を予測するという部分で、やってることは同じなのだけど。

今回製作したのは「フィッツロイの天気管」と呼ばれるもの。
1800年代初頭、イギリス海軍の測量船の船長だったロバート・フィッツロイ提督が用いた気象予報器だ。
ガラスボトルの主な中身は、アルコールに溶かした樟脳。
気圧の変化で樟脳の溶解率が変わり、結晶の量や形が変化するのを見て天候を予測する道具。

Weather Glassの方は、ガラスボトルから管が出ていて、中身はただの水。
気圧が変わると水位が変化し、管の中を上下する。その位置で天候を見るのだ。

天気管の結晶

こんなふうに結晶量が少なく細かい感じだと、向こう数時間はだいたい晴れだ。
もちろんこれで明日や明後日の天気がわかるわけではない。
ただ、当時の航海では、翌日の天気よりも直近数時間の天候の変化の方が重要だったはずだ。
当時としては理にかなった器具だったのだろう。

材料は入手しやすく作りごたえがあり、完成品はなかなか見栄えがするので、ぜひ自作してみてほしい。
そして、「天気管の写真を撮るときは黒をバックにしよう」と誓った5月の昼下がり。
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日食時、影はなぜブレるのか

CL決勝を見て思ったこと。
「PKって難しい」というより「パックンツェフすげぇ」でした。



金環日食、高松でも無事観測できました。
前回の皆既日食の時と同様うまい具合に雲がかかって、日食グラスが無くても見られた。

もしかしたらワタクシはもう一生、日食グラスを買うことはないのかもしれない。

というのも、どういうわけか日食や月食にはあまり食指が動かない。
前回は仕事中に偶然見えて、今回は通勤の社内で偶然見えた。
ふむ、月と太陽が重なっている。
妙に薄暗くなるというシチュエーションに無理矢理テンションあげようと思えばできたけど、仕事前なのでやめた。

まあこういう感想は思うだけにして、口にしないほうがいいのだろうが、
個人ブログっていうのはわざわざ口にしなくていいことを口にするためのツールだと思っているので、
まあ、その、なんだ、そういう次第。

普段の人付き合いそのままをブログに当てはめても、クソつまんねぇ記事にしかならんだろ。
「今日、○○へ行って○○を見ました。感動しました。オススメです!」とか。
品川さんのブログ小学生の絵日記じゃないんだからさ。
そういうのはツイッターなんかが適任じゃないかな。

まあだからってドヤ顔で「おれ、日食とか興味ないし」ってのも人としてどうかと思うので。

個人的には、影がブレて地面に映るのが不思議で面白かったです。
金環日食時は空を見ずに自分の影を見ましょう。
感動しました。オススメです。

ブレる影



次のウイイレではロッベンから「PKキッカー」のスキルが外れると予想。
というか、元々持ってたっけ?知らない。
ワタクシのウイイレのデータは2008年で止まっている。
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小林かいち #4

では最後に、小林かいち作品の真骨頂とも言うべき絵葉書を紹介する。

小林かいち

かいちの絵封筒は5枚1セット、絵葉書は4枚1セットで販売された。
絵封筒は同じ図柄のもの5枚を帯で閉じて販売されていたが、絵葉書は少し趣が違った。
絵葉書4枚はそれぞれ絵柄が少しずつ異なり、並べることで人物の心情の変化やストーリーが展開するように表現されていたのだ。

多色刷りで、非常に美しい絵葉書である。
叙情を感じる女性のモチーフはもちろんのこと、
技術的にも、特に金・銀の顔料の使い方には溜息が出そうになるほどだ。

つまるところ、現代でかいちの絵葉書を入手しようと思うならば、ぜひ4枚セットのものを探すことだ。
どうしても値は張るが(相場はだいたい1枚1万円)、個人的には4枚セットでなければあまり意味がないと思う。

ついでなので、かいち作品を販売していた「京都さくら井屋」についても触れておく。
元々は本屋として天保12年(1841)頃に営業を始め、明治28年に移転してからは土産物屋として営業するようになる。
近年では手刷りの千代紙、封筒、花札、百人一首であったり、手刷り版紙を用いたオーダーの文箱などで人気を博していた。
んで、2011年1月、閉店。

はい、もう閉店しています。その理由は、「手刷り職人の不足」。
実に口惜しい。

いずれまた、形を変えてでも営業を再開してくれることを願いつつ、小林かいちのまとめを終わる。
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小林かいち #3

続いている。

かいちはなぜ同年代の作家よりも知名度が低かったのか。
そう、ここは過去形で正解。

2004年、「ボストン美術館所蔵 美しき日本の絵葉書展」でかいちの作品が展示された。
その美しいデザインは一躍脚光を浴び、以後立て続けに作品の紹介が始まるが、
かいちの性別・生没年・正確な作品点数・私生活などは不明で、「謎の叙情版画家」「謎の画家」と称された。

そう、2004年時点でようやく注目されたものの、その時にはすでに「小林かいち」という人物の情報は全て、性別でさえも忘れ去られていたのだ。

そういった謎の人物像が明らかになるのは、4年後の2008年。
遺族(かいちの次男)が名乗り出て、経歴が明らかになる。
以下、Wikipedia丸コピ。



かいちの次男は「小林かいち」と父である「小林嘉一郎」が同一人物であるとは知らず、かいちの展覧会が京都精華大学で開かれているのを、知人を通じて知り、同姓同名の「小林嘉一」の名で仕事をしていた父の遺品を調べた結果、父が制作した木版画のサインが、かいちの絵封筒に書かれているサインと一致した。
次男は「父と一緒に遊んだ記憶はほとんどないが、夜中に、机に向かって御所車などの模様を描いていたのを覚えている。あの父が謎の画家のかいちだったとは本当に驚きました」と話している。



というわけで、ようやく判明したかいちの経歴は次の通り。

1896年、京都に生まれる。
元々は京都で着物の図案家として細々と生計を立てていたかいち。
大正後期から昭和初期にかけて、京都京極三条の土産物店「さくら井屋」を版元に絵葉書と絵封筒のデザインを手がけたことから、女性客を中心に模倣品が出回るほどの人気が出る。
しかし、昭和初期以降、かいちの存在は時代と共に少しずつ忘れ去られていく。
かいち自身は友禅の図案家として生計を立て、そのまま1968年に亡くなっている。
ここでかいちの作品は一度、表舞台から姿を消す事になる。

かいちが没してから36年後の2004年、冒頭の話に戻るわけだ。

近年は謎の版画家として、ミステリアスな魅力で人気があった小林かいち。
まあ、謎の人物なんて言っても、正体が分かってみればどうってことない普通の人だったりするもんだ。
しかし作品を見る限り、ほとんどの人が「かいちは女性」だと思ったのではなかろうか。
勝手な想像ですけれどね。

じゃ、もう一回だけ引っ張って、最後にかいちの絵葉書だけ紹介しておく。
続け。

雨は降る
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小林かいち #2

続いた。

さて、前述したように、かいちの作品のメインは「絵葉書」と「絵封筒」だ。
絵葉書はわかるだろうが、「絵封筒?なにそれ?」となるのはワタクシだけではなかろうと思う。

小林かいちの作品

これらがかいちの絵封筒である。
現代に使用されている80円切手で送れる定型封筒よりも、二回りほど小さいサイズ。
封筒なので、切手を貼り、宛先と宛名を書いて使用するのだが、まあ書きにくそうだ(笑)
真ん中のやつなんか、どこに宛先を書くんだ。
ま、大半は封筒としてではなくコレクションとして買われていたようだが、
オークションなんかでは希に使用済みの物もあったりして、「ホントに封筒なんだ」と実感できる。

ちなみに小林かいちの当時物の絵封筒は、一枚¥3000くらいを相場に取引されている。
封筒一枚¥3000を高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが、
かいちの作品の中では最も入手しやすい価格の物である。
種類も数百種と豊富で、蒐集欲がとても刺激される。

かいちの作品には女性がよく登場する。
叙情の作品であるため、俯いていたり、手で顔を覆っているものが多いが、
正面、或いは横から顔が見えるデザインでも、かいちは目を描かない。
「目は口ほどに物を言う」という諺ではないが、表情を表現する際、目とはかなりのウエイトを占める部分であると思う。
しかし、しっかりと表情を描いた他の作家の作品よりも、それを描かないかいちの作品のほうが情景や雰囲気がよく伝わり、その人物が例えただのシルエットであっても、描かれていない表情がありありと浮かんでくるのだ。
大正から昭和初期という時代背景と相まって、すこぶる感慨深いものがある。

さて、ではどうして小林かいちは同年代の画家ほど知名度が高くなかったのか。
続け。
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小林かいち #1

以前、「小林かいち」についてちらっと書いた。
特に意味はないが、ここらで少し詳しく書いておこうと思う。特に意味はないが。
「驚異の部屋」にカテゴライズするのはどうかとも思ったのだが、
ガイジンからすればなかなかにヴンダーで魅力的なものではないだろうか。
というわけで、驚異の部屋にカテゴライズ。うん。

小林かいちは、大正後期から昭和初期にかけて多くの作品を手がけた木版画家。
華美な装飾を極限まで省き、デザインはシンプル&シャープ、いわゆるアール・デコの作風で知られ、
叙情性、大正ロマンを伴う作品は、当時の若い女性に大いにウケたのだという。

小林かいちの版画作品

蝋燭・星・月・ゴンドラ・ハート・薔薇・十字架といった「乙女チック」なモチーフを多用し、
木版画として主に絵葉書と絵封筒を多く製作した。

まあ、いかにも当時の女性が好みそうなデザインではあるが、
ワタクシ自身、どうしてこのデザインに惹かれるのかは自分でもよくわからない。

自身で版画をやりはじめて、多色刷りの難しさとかもわかった上で、その技術に惹かれている部分もあるにはあるのだが、小林かいちの作品に関しては、やっぱりデザインに惹かれていると言っていいだろう。

前にも書いたが、竹久夢二と小林かいちはよく同列で語られる。
ワタクシはそれがどうしても気に入らない。
全く違う作風のものを、時代が近いからというだけで比較対照することに何の意味があろうか。
いわばビートルズと北島三郎を比較するようなものだ。

というわけで、今回は小林かいちのさわりだけ。続け。
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今季の感想

ドルトムントのリーグ制覇&香川すげぇ的な話題の裏での、
「フンテラールが地味にブンデスリーガ得点王」という事実を思い出してあげてください。

今季のブンデスリーガはいつになく面白かったのではないか。
終盤まで上位5チームくらいが勝ち点差5以内とか、アツイぜ。

世界3大サッカーリーグはこれまで長らく、

・イングランドのプレミアリーグ
・イタリアのセリエA
・スペインのリーガエスパニョーラ

だと言われてきたが、ここ数年のセリエAの墜ちっぷりがヒドイ。
例の八百長事件以来、リーグの質も低下していると言わざるを得ない。
今季優勝したユベントスが「リーグ無敗優勝」なんて言われているが、
23勝15分ってそれ。15分けってそれ。実にイタリアらしくてクソくらえですねー。
もうイングランド、ドイツ、スペインが3大リーグでいいと思う。

これから移籍マーケットの話題で持ちきりになるだろうが、
FIFAの新しいルールのおかげで、大きな動きは少ないかもしれない。
ツマンネ。日本の野球の移籍みたいにならないことを祈る。

ちなみに個人的に最も注目したのは、最終節にハットトリック決めたリッキーだ。
オランダのスーパールーキー、リッキー・ファン・ヴォルフスウィンケル。
リーグ戦やカップ戦なんかの要所要所で重要なゴールを決めてるんだけど、
ポルトガルリーグだからどうにも目立たなくて。
そろそろプレミアくらいに移籍しないかな。
ファン・ニステルローイ2世としての素質は十分だと思う。
そういやそのニステルローイもついに引退。レジェンドだよ、アンタ。

ウチのブログのサッカーの記事には、特にオチなどない。
いわゆるハズレ記事だ。自分で言うな。

フンテラール
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マウスの偉大性について

「iPadで操作できる最先端の家」というのがニュースになっていた。
世界中どこにいても、iPadさえあれば家中のデジタル家電を遠隔操作できるのだという。

なるほど。
旅行先から自宅リビングのコンポの音楽を再生したり、
ロールスクリーン(笑)を開閉したり、
お風呂のお湯を入れたり、
そういうことができるらしい。
なるほど、いらない。

実に34種類ものデジタル家電を操作できるらしいのだが、
ワタクシがいいなと思ったのは「玄関の施錠」だけでしたよ。
旅行先から自宅のロールスクリーンを開閉する必要性を30文字以内で答えよ。

ま、これを手放しに「すごい!」なんて言っちゃう輩はアレだが、
こういう方向性の技術発展は嫌いではない。
iPadを無理矢理に何かに使えないかと頭を捻ったような方向性がね。

SF映画に登場する、近未来のコンピュータの描写とかさ。
目の前の空間にウインドが浮かんで表示されて、
それを両手で引っ張ったりつまんだりして操作する。
ウインドをあっちにやったりこっちにやったりと、結構ダイナミックに両手を動かしている。
この端末で日々のパソコン仕事をやれと言われたら、肩が凝ってしょうがないだろう。
個人のオフィスデスクなんか、今の倍のスペースは必要になるんじゃないか。
隣のやつの動きがダイナミックすぎるとか文句が出て。

えーっと、改めてマウスってすごいよねって、そういう、うん。

未来の端末操作
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シームルグ

「トンデモ改造やっちゃいました!」とか書くやつのほとんどは、たいして「トンデモ」じゃない。
本当にトンデモなやつは、それをトンデモではなく普通だと思ってやってしまうような輩だ。
トンデモねえ。



続いた。
昨日の、エッチングした真鍮のタイトルプレート。
それがまずは

タイトルプレート

こうなって。

エッシャー フィギュア

こうなる、と。

ガラスにワタクシ写り込んでないよな?
エッシャーのフィギュアのタイトルプレートだったわけだ。
下部の横長のプレートもエッチングしましたよ。
やっぱり金属部品があるだけで、木を組んだだけのディスプレイケースもそれっぽく見える。

ちなみにケースは¥100ショップの桐板を組んで、底板にレッドオーク。
塗装はステイン+オレンジシェラック。
ちょっとオシャレな真鍮製の足も付けてみた。

シームルグ

「球面鏡のある静物」等に登場するシームルグ。
一番のお気に入りだが、いささか樹脂樹脂しているのが残念。
ホンモノは木彫りの像だというから、いつかは挑戦してみたい気もする。

さて、もったいぶった割には、なんだよ、ただのディスプレイケースかよ、という感じだが、
コレはただエッチングの習作としての製作物だ。
実は「2年温めていた」というのはコレではない。コレではないよ。
そりゃそうだ、2年もこんな箱温めるわけない。

まあ、そちらは完成までもうちょっとかかるので、うん。
そのうち書く。
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エッチング

ヴィダル・サスーンが人名だったと知って些か驚いた。
なるほど、マツモトキヨシと同じだと思えばすごく身近に思えてくる。



およそ2年前から暖めていた製作物にとりかかった。
暖めていたというか、想像だけで飽きて放置していたというか。
必要な材料を買い込んで、それで満足してしまうという悪癖は今も続いている。

というわけで、エッチング液(塩化第二鉄)を買ったのは去年の話。
そう、エッチングするのだ。
腐食だ腐食。金属腐らせまくってやるぜ、うへへへへ。

で、エッチングで何を作るかというと。

エッチング

これが完成品。
真鍮のタイトルプレート。

実際にやってみると、すごく楽しい。
金属加工に手を出したら終わりだと常々思っていたのだが、それもナイフ製作で解禁された。
完成品が見栄えする為、金属をどうこうするというのはやはり楽しい。

今回ので、おおよそのコツは掴んだ。
エッチングをマスターすれば、製作の幅はかなり広がりそうだ。
アレにもコレにも使えるぞ。

いや、具体的に何に使えるかとかは、今はお腹が痛いので言いませんが、
ただ一つ言えることは、ジュースの飲み過ぎで
もういい?あそ。

で、この真鍮のタイトルプレートで何をするかというのは、次回のお話。
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ブストス

ブストス。
これほどまでに力強く、また頼もしい女性の名前が他にあるだろうか。
いや、ない。
「剛力彩芽」など霞んで霧散するレヴェル。
嗚呼、ブストス。



「ブストス!」って口に出すと色々と気合いが入るので気に入って使っていたのだが。
仕事で重い物を二人で持ち上げるとき、「せーのっ」の後に「ブストスッ!」って気合いを入れたら相方の腰が抜けてしばらく仕事にならなかった。

まったく。
おわり。

おわりかよ!

ブストス
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科学の根っこ

サントリーHDがまたやった。
「青いバラ」「青いカーネーション」に続いて、「青いユリ」を開発したらしい。

青いユリ

ぶっちゃけではなくだと思うなんて野暮は言ってはいけない。
それも青紫ではなく赤紫だと思うなんて野暮は言ってはいけない。

この写真のように鮮やかなショッキングピンクの横に並べてみると、赤紫でもいかにも青っぽく見えるという錯覚だなんて全然、そんな、言ってないし。


「青いバラ」といえば、昔から「現実には存在し得ない物」と定義され、
不可能の代名詞として語られてきたものであったが、
現在の技術であれば遺伝子をいじればちょちょいと(?)できてしまう。

それが良いだの悪いだの言うつもりはないし、科学的な進歩として見ればやや好意的に受け止めているワタクシだが、「不可能を可能にする技術進歩」というロマンと、「永遠に不可能である」というロマンを天秤に掛けると些か悩んでしまう次第。

「永遠の不可能に挑み続けるロマン」、と言い換えておこう。

不可能と定義されたことを可能とする為に敢然と立ち向かう、常識を疑うことから始まる、それが科学の根っこだったはずだ。

忘れては行けない。
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渦巻け青春

至近距離で雷鳴が轟き、雹の降る音に起こされた。
これはニュースでやってた竜巻の前兆そのものじゃないかオソロシイ。
気象庁の竜巻発生予想的中率は1%くらいだというじゃないかオソロシイ。
素人が「あ、竜巻くるかも」とテキトーぶっこくのと変わらないレヴェルの的中率じゃないかオソロシイ。
南海トラフでおかしな電磁波を感知したとかいうなオソロシイ。

こんな感じで、随分と気味の悪い天気が全国で続いている。

茨城県で発生した竜巻のニュースを見ていたら、
他全ての局が「竜巻」の報道をしているのに対し、
ある局だけ頑なに「突風」の報道をしていた。

「突風の通り過ぎたあとです!」
「今回の突風による被害は・・・」
「突風によって巻き上げられた・・・」

気象学における「竜巻」と「突風」の定義は知らないが、
「情報を伝える」という行為には、単語に含まれるニュアンスが重要だと思うのだ。

仮に定義としては竜巻ではなく突風が正解だったとしても、
今回のは「竜巻」として報道するのがジャーナリズ

今のマスコミにジャーナリズムとか言ってもアレなんで。
「渦巻き状の突風」とかどうだろう。
回りくどくていいと思う。

ホントに。

渦巻き状の突風
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勝てば官軍

先日「ニキシー菅時計 キット」で検索してウチを訪れてくれた人。
惜しいぞ。頑張れ。



昨日の内容に少し関連して。


DeNA横浜が、チケット代返金のキャンペーンをやっている。
負けたら全額、勝つか引き分けでも気に入らないなら半額返金というシステムだ。
もう、この説明を聞いただけで、このシステムは破綻しているとわかるだろう。

このチケットを購入した客は、買った時点で半額だと思って買ってるよ。
試合内容なんて関係ない。
例え内容が良くても、「いい試合半額で見られた」くらいにしか思わない。

ワタクシなら、「試合に勝ったら半額」にするけどね。それなら応援にも熱が入ろう。
以上のアイデアに基づく商談お待ちしております。


こんな良心に訴えるような回りくどいことするなら、ハナから半額でチケット売り出せばいいんだ。
¥4000も出して横浜の試合を見に行くような奇特なファンだ。
そのほうがよっぽど喜ぶだろうに。

ちなみにこれは性善説を否定するような高尚な内容ではない。
浅く広い集団としての意識レベルでは、そうなる以外にあり得ないという結果論だ。

もっと言えば、ただ中畑清が嫌いなだけだ。
アディオス。

中畑清
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走れアンドレア

久しぶりにカマタマの試合を見に行ってきた。
SAGAWA SIGA FC相手に、結果は0-1の惜敗。
後半、かなりの本数のシュートを放つも、枠に飛ばず。
枠にさえ飛べば入るタイミングのものばかりだったので、なんとなく今後に不安が残る。

期待の新加入選手、フランス人のアンドレアに注目していたんだが、
なんというか、まあ、なんだ、アレだ、
他の試合は知らないので、この試合に限って言えば、

・守備的なボランチのくせにやたらと前線に顔を出す
・再三ドリブルでつっかける割に、ボディコンタクトを嫌う
・ハイボールはハナから競る気がない

いや、期待してんだよアンドレア。次は頼むぞアンドレア。頑張れアンドレア。

アンドレア

今回の負けで、首位陥落。
そう、開幕から首位だったんです。あーあ。

去年もそうだった。
前半調子よくて首位に立ったりもしたが、後半失速して10位とか。
ここからまたなし崩し的に負けていくのだろうか。

試合に負けた時、どこからか聞こえてきたのは「ダメじゃん、チケット代返せよ」という声。
まあ、気持ちは分かるが、前売り¥1000、当日券でも¥1500だ。
まだまだ安いもんだ。
ワタクシなんか、チームの為にわざと前売り買わずに当日券買ってるんだぞ。

決して前売り買うのがメンドクサイからじゃないぞ。

いや、ホントに。
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前言撤回

昨日の今日で非常に恐縮だが、前言撤回させてもらう。

ブレードの破断についてどうしても納得がいかないので、
「バンドソー 破断 原因」とかで検索して調べていた。

そしたら、破断の原因はともかく、破断して憤っている人が随分いることに驚いた。
「君は一人じゃない」というセリフは、こういう時にこそ使うものなのだな。

バンドソーのブレードが破断して憤っているそこのキミ!
昨日、ボクも破断したよ!キミは一人じゃない!

くだらん。
とりあえず同類相哀れむだけでは何も解決しない。

ブレード溶接システム

というわけで、即席でこんなシステムを作りまして。

溶接部

途中はすっ飛ばして、はい、完成。

破断したブレードを自分で溶接して再使用している人は少なくないということがわかった。
銀ロウ溶接は革工作のコンチョ作りで慣れていたので、なんのことはなかった。
もちろん素人溶接なので、100%の状態には戻せはしない。
だが、もうしばらく使うには必要十分な応急処置だろう。

ああ、こんなことなら、今までに破断したブレード全部置いときゃよかった。

この溶接作業の詳細は、もうしばらくバンドソーを使ってみて、実使用に耐えうるものならば、HPにでもまとめようと思う。

ちなみに冒頭に「恐縮ですが」なんて書くときは、おおよそみんな恐縮なんてしていない。
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怒髪天を衝く

バンドソーのブレードが破断した。
何度目だよ。
破断したからって、毎回ブログに書いていたわけではない。
なので、数えると相当な回数破断していると思う。
数えないけれど。

いくら気の長いワタクシでも、さすがに怒髪天を衝く感じだ。
まあ、いくら天を衝いても手段が限られてくるのが悲しい庶民ではある。
これがどこぞのブルジョワなら、バンドソーごと買い替えたりするんだろう。
そんなのムリだ。今のだって高かったんだぞ。

とりあえず純正のブレードを買ってみる。
で、ブレードの調整をもっと念入りにやってみる。

選択肢がそれくらいしかないんだよ。

前まで使ってた特注のブレードは、どう調整しても回転がブレるんだ。
調整が悪いのか、ブレードが悪いのか疑心暗鬼に陥っているのが現状なので、
純正のブレードを取り付けてみて、ブレるかどうか確認したい。

これでうまくいくなら特注のブレードが悪かったということになるが、
まあ、それは考えにくいかなぁ。
やっぱ調整が甘いのかなぁ。
最初の一本のブレードをもう何年も使い続けているなんて話も聞くしなぁ。

純正のブレードでもブレるんなら、いよいよバンドソー本体の買い替えも検討し


↑ワタクシの普段の仕事は、だいたいこんな感じだ。

怒髪天を衝く
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ナメない淡路

ゴールデンウィークも後半戦、淡路島に遊びに行ってきた。

はっきり言ってナメてたね。
淡路島をナメてたね。
ゴールデンウィークをナメてたね。

「あわじ花さじき」という自然公園へ行くだけでものすごい渋滞だ。
花が咲いているだけで他には特に何もない公園に、30分以上の大渋滞だ。

とある旅館のレストランで昼食にしようと行ってみたら、
ボーイ「予約はされていますか?」
ワタクシ「いえ、レストランで食事だけ・・・」
ボーイ「申し訳御座いません、レストランは団体のお客様が入りまして・・・。
現在、ご予約いただいたお客様でもお断りさせていただいておりまして・・・」
ワタクシ「ヘアッ!?」

予約客さえも後回しにする団体客とはいったい!?
というか、だったらなぜ予約したか聞いたのだ。
まあいい。

淡路島といえど、ナメてはいけないのだ。
ゴールデンウィークはやはりゴールデンウィークなのだ。

とりあえず何が納得いかないかって、淡路島のご当地車は「神戸ナンバー」だということだ。
淡路島のくせに。
これは「のび太のくせに」と同意である。

まあ、子供は牧場で牛と戯れたり馬に乗ったりバターを作ったりしてご満悦で、
大人は夕飯に淡路牛をたんまりいただいて、とても満足しているのですけれどね。

大型連休、一日くらいは遠出しとかないと。

ニャッチ!

えー、今回一番言いたかったことは、
「何が納得いかないかって、淡路島のご当地車は「神戸ナンバー」だということだ」
の部分です。
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ラフマニノフの欠伸

遠出こそしていないものの、餃子パーティーやバーベキューを開催したりと、
人並みのゴールデンウィークを満喫していますよ。



さて、人があくびしているのを見ると、あくびが伝染ったりしないだろうか。
実はワタクシはよく伝染る。

あくびの伝染というのは、真相心理での同調をアピールするものらしい。
「ほらほら、私もあくびしましたよ、あなたと同じですよ」
という心理状態だと言う。

非常に日本人らしくて興味深い分析結果だ。
確かに嫌いなヤツの前ではあくびも噛み殺しているような気がしないでもない。

ラフマニノフの欠伸

先日、ラフマニノフのあくびまでもが伝染ったワタクシは、
こういうブログ記事を書いていながら、内心は他者に同調したいのですよ。
おう、粘ったけど欠伸してる瞬間が撮れなかっただけだ。

「AKBの推しメン、おれはさぁ~」とか、
「テルマエ・ロマエ見た?ああ、言わないで、オレまだだから!」とか、
「アイフォンの便利な機能知ってたら教えてくれよ」とか、

自分もきっと深層心理ではそういう会話がしたいんだ!

うっそぴょ~ん(死語)てへぺろ☆(2回目)
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キライと言うよりイヤ

「死んでから評価されてもしょうがないよね」と、
今死んでも1mmも評価されない人が言っています。



ある日の仕事中、M氏とワタクシの会話。

M「先方は既にFBでも同時に展開しているらしい」

ワタクシ「えっ?」

M「FBでも、同時に展開するって」

ワタクシ「えっ?」

M「フェイスブックで・・・」

ワタクシ「じゃあ部署単位で同調していくの?」

M「え、ああ、うん・・・」


おう、FBって略すのもどうかと思うが、とりあえずM氏が嫌いなだけだ。
ペプシコーラを「ペプラ」と略す人だ。
確か「ドラゴンボール」も無理矢理略してた人だ。
ちなみに冒頭のセリフを吐いたのもM氏だ。
今回の会話で、ワタクシが嫌いだということはM氏に伝わったと思う。
我ながら大人げない。反省。まふん。

嫌い

あ、HP更新しております。
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回す回す

要するにトラックバックというのは、一方的に相互リンクしといて、「リンクしてるからね」と事後報告する機能なんだな?
いや、別にいいけど。
ブログやり始めて4年目で知る事実。



ちょっと前にネットで話題になった、「エアろくろ」をご存知だろうか。

「ウェブ業界ろくろ回しすぎワロタ」という、某掲示板発祥のネタ。
エアろくろエアろくろ2エアろくろ3

ウェブ業界人はインタビューに答える時にエアろくろを回す、という内容。
元ネタは面白かったのだが、これがツイッターで広まって、「一緒にエアろくろをまわしましょう!」とか、気持ち悪い方向に発展してたが。
同じネタでも、なんでツイッターで流行ると、あんなに気持ち悪い感じになるんだろうね。
こういうのは意識せずやってるから面白いわけで、狙ってやると興醒めもいいところだ。
ツイッターのネタって、全体的にそういう傾向が強いと思う。
センスは皆無のくせに、虚栄心だけでネタに乗っかってネタごと潰してしまう、みたいな。

それはいい。

こないだ、義妹が結婚するってんで、フィアンセを連れて嫁の実家に挨拶に来た。
このフィアンセというのが、まあ業界の人だったんですけれど。

彼が義父の質問に色々と答えてる時、それはまあ、見事にろくろを回していて。
ワタクシだけが必死に笑いを堪えているという、そういう状況でして。
ろくろ回しながら「お義兄さん」とか言うな限界耐えられ
キツかったなぁ・・・。

おわり。

おわりかよ!
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四猫庵

Author:四猫庵
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「カカンキンコン コンキンカカン」

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