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弦楽器を製作しているはずです。 

リヒテンベルク図形

檀れい好きだし、金麦も好きで飲んでる。
が、檀れいの出ている金麦のCMは嫌い。
あんなあざとい女のどこがいいんだ?アハン?



「リヒテンベルク図形」というのをご存知だろうか。
日本語にすると、放電痕とか雷痕とかが分かりやすかろうが、正しくは絶縁破壊痕という。

とにかく実際に見てもらうのが一番だ。
リヒテンベルク図形1
これが今回手に入れたリヒテンベルク図形。
別に大阪府立放射線中央研究所(現・大阪府立大学産学官連携機構・先端科学イノベーションセンター)に特に思い入れがあるわけではない。
国内で安価に入手できるリヒテンベルク図形がコレだった、というだけだ。

アクリルのような絶縁体に電子線を照射して、アース取った一点に衝撃を加えると一気に稲妻が
あー詳細はHPにて。

まあ、どこかで見たことあるなと思ったら、あの、ほら、アレだ、クリスタルの内部にレーザーで3Dの彫刻した安っぽい土産物。
なので、下からライトアップするとさぞかしキレイなんだろうと、製作。
リヒテンベルク図形3

リヒテンベルク図形2
うむ。美しい。

国内ではなかなか販売してないみたいだけど、海外のオークションとかにはよく出てるので、欲しい人はそちらから。だいたい$25くらい。
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   10:20 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

キムにイラついて

NHKスペシャルのダイオウイカ見た?
鳥肌たったな。



少し手が空いたので、日頃感じていた小さなイライラの一つを解消してみた。

ティッシュ

おう、ティッシュだな。
しかーし、ただのティッシュではない。

キム

そう、科学屋さん御用達のキムワイプだ。
繊維カスが出にくいので、ガラス器具だけでなく様々なクラフトに重宝するのだが、
使用に際しては、ある小さなイライラが付きまとう。

ご覧の通り、箱の大きさは通常のBOXティッシュの半分くらいしかない。
自重が軽い上に、摩擦係数が高いのだ。
このティッシュを片手で引き抜こうとすると…。

引き抜けずに箱ごと持ち上がり

時間差で箱が落下

塗装中の作品に直撃とか

キム使ったことある人なら誰もが感じるイライラだと思う。
作ったのは箱組しただけのただの木箱だが、いやあ、精神衛生的にすごくスッキリした。
   00:44 | Trackback:0 | Comment:0 | Top

フタロシアニンの抽出

好きなジブリ映画を聞くと、だいたい性格わかる。
ワタクシ?ワタクシはもののけ姫。


あ、新年おめでとうございます。
というわけで、去年2012年に当ブログを訪れた人は、一体どんな検索ワードでやってきたのかを調べたところ…。

第一位は「アルシアンブルー 価格」「アルシアンブルー 代替品」だった。

透明骨格標本を自作するにあたって、まず出鼻を挫いてくれるのがアルシアンブルーの価格だろう。
25gで10万円という、庶民の心を折るには十分な価格だ。

トリプシン(透明化)、アリザリンレッド(硬骨染色)、アルシアンブルー(軟骨染色)。
この3つの薬品が透明標本の価格を吊り上げている、ということは以前書いた。
「高価な薬品を使っているから、完成品も高価なんですよ」
個人的にはそれがものすごく気に入らなくて、色々と代替品を探していた。

トリプシンは水酸化カリウムで代用できた。
価格に換算すると、1/1400だ。せんよんひゃくぶんのいちだぞ。

アルシアンブルーの代替品としては、トルイジンブルーを使用した。
25gで約8千円と、アルシアンブルーと比べたらかなり安価ではあるが、
それでもやっぱり割高感は否めないという自覚はある。

そこであれこれ調べていたら、「フタロシアニン」というのが替わりに使えそうだというのがわかった。
試薬として購入しても25gで3千円くらいと安いのだが、
実はこれ、CD-Rの記録層なんかに使われている薬品なのだ。
これを取り出すことが出来たら、ものすごく安価に軟骨染色剤が入手できるわけだ。
幸い、フタロシアニンはアルコールによく溶けるぞ。

というわけで、
「アルシアンブルーの代替品であるフタロシアニンをCD-Rから取り出してみよう」
というのが今回のHP更新のお題である。
フタロシアニン抽出
↑完成品ね。

あとはアリザリンレッドの安価な代替品があれば、透明標本の価格破壊は必至なんだがなぁ。
こればっかりは替わりが無さそうなんだよなぁ。

いつの日か、透明標本が¥100均に並ぶことを夢見て。
   23:20 | Trackback:0 | Comment:9 | Top

蝶の標本

誰も信じてくれないけれど本当の話。

ある夏の日の食事中、ワタクシの茶碗にハエがとまった。
ワタクシは、出来ないのは承知の上で、戯れに箸でつまもうとした。つまめてしまった。

いや、ホントに。
だけど、すげぇとか感動とか感想とかなくて、
「え、捕まえたけど、どうすんの、コレ。え?」

誰も信じてくれないけれど本当の話。



蝶の標本
完成した蝶の標本と標本箱。
まあ、なんだ、蝶の標本ってメジャー過ぎて、今更書くこともないように思うので、驚異の部屋について少し談話を。

歌舞伎の中村勘三郎が亡くなったというニュースを見た。
生前、彼がインタビューに答えていた内容がとても心に残っている。
歌舞伎の中にラップやらを取り入れ、批判と賞賛にさらされていた矢先だった。

「古い物を伝統として大切にするのは当然として(←ここ重要)、だからって新しい事を取り入れてはいけない理由にはならない」という主旨の話をしていたと思う。
「江戸時代にラップがあれば、エレキギターがあれば、当時の歌舞伎役者は必ず取り入れたでしょう。彼らは貪欲だから」

ワタクシは自分の驚異の部屋に、現代の品を取り入れている。
最新のフィギュアであったり、最新の化学標本であったり、だ。
それらが19世紀のヨーロッパにあれば、きっと当時の貴族達は蒐集したはずだからだ。
もちろん伝統(この場合は形式)は大切にしなければならない要素ではあるが、
それは事象を構成するたくさんのものの中の一つでしかない。

アップル信者、アマゾン信者。
何が鬱陶しいかって、他者に押しつけてくるのが何より鬱陶しい。
マックとウィンドウズは用途で両方使い分けるし、
アマゾンにない商品は楽天で買うし、その逆も然り。

選択肢はたくさん用意されているのに、たった一つの物に固執して、結果自分の首を絞めているという事実に気付かず、それに酔い、あまつさえ他人にまで押しつけてくるのだ。

歌舞伎も中村勘三郎という人にもあまり興味はなかったが、彼の考え方には深く共感できた。
まさか歌舞伎が驚異の部屋とナニしてアレだなんて思いもしなかったけどさ。


蝶の展翅とか詳細については、HP更新しております。
   22:37 | Trackback:0 | Comment:0 | Top
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