弦楽器を製作しているはずです。 

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フタロシアニンの抽出

好きなジブリ映画を聞くと、だいたい性格わかる。
ワタクシ?ワタクシはもののけ姫。


あ、新年おめでとうございます。
というわけで、去年2012年に当ブログを訪れた人は、一体どんな検索ワードでやってきたのかを調べたところ…。

第一位は「アルシアンブルー 価格」「アルシアンブルー 代替品」だった。

透明骨格標本を自作するにあたって、まず出鼻を挫いてくれるのがアルシアンブルーの価格だろう。
25gで10万円という、庶民の心を折るには十分な価格だ。

トリプシン(透明化)、アリザリンレッド(硬骨染色)、アルシアンブルー(軟骨染色)。
この3つの薬品が透明標本の価格を吊り上げている、ということは以前書いた。
「高価な薬品を使っているから、完成品も高価なんですよ」
個人的にはそれがものすごく気に入らなくて、色々と代替品を探していた。

トリプシンは水酸化カリウムで代用できた。
価格に換算すると、1/1400だ。せんよんひゃくぶんのいちだぞ。

アルシアンブルーの代替品としては、トルイジンブルーを使用した。
25gで約8千円と、アルシアンブルーと比べたらかなり安価ではあるが、
それでもやっぱり割高感は否めないという自覚はある。

そこであれこれ調べていたら、「フタロシアニン」というのが替わりに使えそうだというのがわかった。
試薬として購入しても25gで3千円くらいと安いのだが、
実はこれ、CD-Rの記録層なんかに使われている薬品なのだ。
これを取り出すことが出来たら、ものすごく安価に軟骨染色剤が入手できるわけだ。
幸い、フタロシアニンはアルコールによく溶けるぞ。

というわけで、
「アルシアンブルーの代替品であるフタロシアニンをCD-Rから取り出してみよう」
というのが今回のHP更新のお題である。
フタロシアニン抽出
↑完成品ね。

あとはアリザリンレッドの安価な代替品があれば、透明標本の価格破壊は必至なんだがなぁ。
こればっかりは替わりが無さそうなんだよなぁ。

いつの日か、透明標本が¥100均に並ぶことを夢見て。
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   23:20 | Trackback:0 | Comment:9 | Top

Comment

343 2015.11.13 Fri 10:07  四猫庵 #-
ハジメマシテコンニチハ。

ヴァイオリンやギターの塗装に使う天然染料の中に、Madder Root(西洋茜)というのがあります。
コイツの赤色成分がアリザリンなのですが、アルコールで抽出してもあまり濃い色が出ないんですね。
媒染という一手間が必要になるので避けていましたが、紹介いただいたものは、あらかじめ濃度を高めてあるようですね。
実際に使えるのならば、大幅なコストダウンに繋がります。
結果報告に期待します。
Re: アリザリンレッド  [URL][Edit]
342 2015.11.12 Thu 21:35   #ubwH2qN2
初めまして、古い記事にコメントで恐縮ですが・・・・
アリザリンレッドSは代替品を探さなくても安いものがあります。
http://www.aikuma.co.jp/shopdetail/014000000024/NaturalColors/page1/recommend/
試薬ではなく工業用染料なので安くなっています。

他に「アリザリンレッドS」とはなっていませんが、これらも多分同じだと思います。
http://shop.ananda.jp/?pid=9775097
http://pao-hituji.lovelove.jp/shop/products/detail.php?product_id=3440
私はパオで買って骨だけ染色してみましたが、ちゃんと染まりました。身の方が染まらないかはこれらか試す予定です。
アリザリンレッド  [URL][Edit]
340 2014.07.18 Fri 21:43  四猫庵 #-
結局のところ結論がアルシアン青に回帰してしまうのが現状で、悔しい限りの四猫庵です。

フタロシアニンですが、アルコールに対する溶解度が想像以上に低く、難航しております。
真空下で含浸させる等、考えましたが現実的ではないですね。

アストラ青はアルシアン青に性質が似ていますので有望と考えられますが、
当サイトが目指すのは「一般の人が安価で気軽に作れる透明標本」ですので、
あまり入手の難しい薬品となると、その目的とはかけ離れてしまいますね。

アルシアン青溶液は結構頻繁に価格が変動しているようなので、こまめにチェックするといいかもしれません。
(ただ、現在はやや高止まりの傾向ですが…去年は500mlで\8000くらいでした)
Re: フタロシアニンについきまして  [URL][Edit]
339 2014.07.16 Wed 19:14  第三理科室 #-
以前コメントさせていただきました、第三理科室と申します。

フタロシアニンブルーですが、かなり一般的な染料として使われているようですので、CD-Rからの抽出液で染色できるのであれば、絵の具や塗料でも代用できるのでは…と考えております。

現在、他の試薬を切らしたままですので試しておりませんが、フタロシアニンでの呈色状態はいかがでしょうか?

もしも呈色が上手くいかないようであれば、塩基性にすると上手くいくとは思うのですが、化学(特に高分子)などには疎く、そのような芸当が当方にはございません。

手に入りにくいようではございますが、アストラ青。(金額不明)
手間が非常にかかりますが、コロイド鉄+ベルリン青も軟骨染色に用いられるようです。(これも必要試薬一式をそろえると、アルシアンブルーほどではありませんが、金額が高くなります。)

また、ナカライテスクのアルシアンブルーの溶液は100mlで売られているようで、単位辺りは割高にはなりますが、6000円台なので少量で良い場合は手に入れやすそうです。(当方の近くには取引してくれるナカライテスクの代理店がないのが残念ですが…)

何かアイディアがあれば、こちらこそご教授頂ければ幸いです。
フタロシアニンについきまして  [URL][Edit]
338 2014.05.06 Tue 11:54  四猫庵 #-
遅くなりました。

仰られているとおり、トルイジンブルーでは青の発色はあまりよくありませんでした。
硫酸基によるメタクロマジーだったのですね。

CD-Rのフタロシアニンについては、現在精査中です。
三菱のSR80PP10というCD-Rなので、間違いないと思います。

ある程度データは集まっているのですが、なかなかサイトに反映できず申し訳ありません。
また新しい発見があれば、ご教授いただきたく思います。
Re: CD-R色素について  [URL][Edit]
337 2014.04.01 Tue 10:42  第三理科室 #KHHKetrs
先日、コメントさせていただいた者です。
CD-Rの色素についてですが、もう一つ情報がありましたので、お知らせします。
記録麺が青いCD-Rですが、これはシアニン系(緑系)またはアゾ系(濃紫系)のもので、フタロシアニンではないそうです。たぶん、写真のものはアゾ系ではないかと。
フタロシアニン系のCD-Rは、金色~銀色をしています。
私ももうちょっと代替品を探してみることにします。
CD-R色素について  [URL][Edit]
336 2014.03.30 Sun 11:52  第三理科室 #KHHKetrs
私も、アルシアンブルーは高価過ぎるので、代替えを探している口です。同系統のブログをしており、大変興味深く読ませていただきました。
まず、トルイジンブルーで染色する方法ですが、軟骨組織とはメタクロマジーを呈するはずですので、アリザリンレッドの赤と見分けがつきにくい、全体が赤い標本ができるはずです。
また、CD-Rの色素もアルシアンブルーも、確かにフタロシアニン系ではあるかもしれませんが、着色に関わる化学作用は異なるので、染まらないのではないかと思いますが、上手く染まりましたでしょうか??

やはり、青と赤のコントラストが美しい骨格標本は、今のところアルシアンブルー+アリザリンレッドしか見つかりません…。一般向けキットとして、ごく少量のセット販売をメーカーに考えてもらいたいですね。。。
アルシアンブルー代替えについて  [URL][Edit]
325 2013.05.10 Fri 07:52  四猫庵 #-
お役に立てて幸いです。

ちなみに、好きなジブリ映画の一位に「千と千尋の神隠し」を持ってくる人は信用しません。
Re: タイトルなし  [URL][Edit]
324 2013.05.08 Wed 16:18  1738km #qQ020g7c
トリプシンの代用を探していたのですが見つからず 諦めて購入しようと思っていたのですが、運良くこのページに辿り着けて良かったです。ありがとうございます。
わたしは科学に関してはほとんど無知なもので、フタロシアニンをCD-Rから抽出するだなんて目から鱗状態でございます。手持ちのアルシアンブルー液が無くなったら挑戦してみようと思います。
ちなみに、わたしも もののけ姫が好きです。きっと一番最初に観たジブリ作品がもののけ姫で、小学生の頃は毎日のように観ていました。
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