弦楽器を製作しているはずです。 

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捻り鉢巻の鳳蘭

久しぶりに家族で外食した。
といっても、近所のラーメン屋に行っただけであるが。
いやいや、香川県にだってラーメン屋はあるし、香川県民だってラーメン食う。

結論から言うと、予想以上に旨かった。
多分、通うと思う。

店の外見は、フォローしようがないほど薄汚れている。
ベニヤ板に殴り書きで、夕食ラーメンセットとか書いてある。
しかし、だ。
外見の小綺麗なラーメン屋って、何か違う気がしないか?
チェーン店っぽい、万人受けする特徴の無い普通の味って気がしないか?
女子大生やOLが喜びそうなメニューの店っぽくないか?
「トマトチーズラーメン」とか「アボカド塩ラーメン」とか。

そんなもんラーメンとは認めねぇ。

しょうゆ、味噌、塩、とんこつ。
そこにトマトやアボカドが入り込む余地はない。

店内も恐ろしく小汚い。お茶のグラスのヒビもデフォルトだ。
店は女将が一人で切り盛りしている様子だった。
ノーメイクの鳳蘭みたいな雰囲気の女将。捻り鉢巻をしている。
この鳳蘭がまた、恐ろしく愛想がない。
無愛想に「何にする?」とカウンター越しに聞かれた。

鳳蘭

壁に貼られたメニューには、しょうゆ、みそ、塩、チャーシューメンとある。
こう書かれていたら、チャーシューメンはしょうゆ、味噌、塩のどれだよ、となるが、
特に何も考えず、「チャーシューメンの夕食セット」と頼んだ。
嫁も「同じのを」と注文する。
鳳蘭はまた無愛想に「二つ?」と聞く。声が恐ろしく低い。

とんこつしょうゆのチャーシューメンと、おにぎり2個、小皿が付いてきた。
おにぎりはなんと作り置きではなく、暖かい。
これで価格はラーメン分だけでいいらしい。
無言で、子供用の取り皿も付いていた。

小皿の地鶏煮込みみたいなのがまたすこぶる旨かった。
嫁も目を丸くしている。
思わず生ビールを注文してしまう。

実は、この時点でワタクシのこの店に対する評価はすでに最高だった。
鳳蘭は無愛想だが、それは必然の無愛想だ。
上辺だけ愛想のいいチェーン店のマニュアル接客ではない。
ラーメンに手を伸ばす娘に、恐ろしく低い声で「熱いよ」と言う鳳蘭。
その瞳の奥は笑っている。感じが良い。
無愛想なのに、感じが良い。

食べてたら、娘が誤ってお茶の入ったグラスを落として割ってしまった。
こちらが謝るより先に、恐ろしく低い声で「いいよ」。
もう、ね。ホレる。

営業時間は夕方5時から翌朝5時までというのも高ポイントだ。
深夜・早朝営業は、夜釣りする人にとってはオアシスのようなものだ。
真冬、メバル釣りで冷え切った体をラーメンで温める幸せ。
分かる人もいるだろう。

結局、ワタクシも嫁もきっちり替え玉までした。
会計を済ませると、鳳蘭が娘に「うまい棒」のたくさん入った袋を差し出した。

例の低い声で、「1本だけだよ」。

多分、通うと思う。
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