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アルビヌスの解剖図譜

ここ最近、e-Bayで興味深いアイテムをいくつか落札したので紹介しようと思う。
需要がなくても紹介しようと思う。

アルビヌス
知る人ぞ知る、アルビヌスの人体解剖図譜である。

e-Bayの説明文を適当に読んだせいで、1749年当時物だと思ってたけど、
やっぱりこの価格でそれは甘い話だった。
うん、\780だったからね。
で、後からちゃんと説明文読んだら、デカデカと「REPRODUCTION」って書いてたしね。
ま、キレイな印刷なんでよしとする。

改めて図を見ると、やはり驚異的である。
古い解剖図独特の威圧感とでも言うか。
「死んでいるはずの人体が生きてポーズをとっている」
という、自己矛盾した表現がそうさせるのだろうか。

実は、当時の人体解剖図の役割は、「図鑑の図譜」という単純なものだけではなかった。
その図は、寓意というか、隠喩的であるのだ。

肉屋がショーケースに部位ごとに陳列するのとは違って、
美しく謎めいた女性の衣服を一枚ずつ脱がせていくという感じ。

もう一つ気が付くのは、執拗なまでに精密に描き込まれた背景だろう。
肝心の人体が埋没してしまいかねない勢いだ。
アルビヌス本人は、背景についてこう論じている。
「背景を白く残しては、まぶしさが目を害し十分に人体構造を読み取ることができぬ。
そこで後方に背景を描き込むことにした」

しかし、単にまぶしさを防ぐのならば、背景を暗くするだけでいい。
やはり、背景も含めた全体の構図が、寓意的・隠喩であると考えられるだろう。

以上、ここまで荒俣宏の受け売り。

現代の図鑑の写真とは、もはや役割がまったく違う当時の図譜。
そういう見方をすれば、古い図鑑もずっと楽しくなるはずだ。
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